スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

いいなづけ 第十七作目Ⅱ - あとがき -

Category : SS( いいなづけ 【17-Ⅱ】 )
このお話はあくまでムギちゃんの「夢」のお話であります。
実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありま…て違う。

新連載のお話で斉藤さんの娘さん(かな?)が出てきましたが。
執事さんご本人は夏休みに律ちゃんがムギちゃんの家に電話で話した
ときの声だけでは?他にも出てたかな?(漫画も声だけ出ていらしたような?)

ムギちゃんの「夢」の中では律ちゃんはサラリーマン、澪ちゃん専業主婦。

仕事を頑張る旦那様を優しく(キス付きで)お出迎えしてくれる奥様。
家事全般にいつもおいしい料理を作ってくれる妻にベタ惚れの夫。
三十五年のローンはあるけれど、夢のマイホームに住むラブラブ夫婦

…夢です、あくまでこれはムギちゃんの夢のお話。ベタデスネ。

Ⅲもまた近々アップしまーす。

いいなづけ ノンフィクション? 琴吹家執事の場合-Ⅱ」読んで頂き
ありがとうございました。
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

いいなづけ -07- ノンフィクション? 琴吹家執事の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【17-Ⅱ】 )
「ああ、それにしても本当にリアリティのある夢だったわ」
将来本当にそんな場面に立ち会えたらいいのだけど…。
手を頬に軽く当てて、どこかうっとりした表情をされているるお嬢様を、私は失礼のないように見させて頂く。
お嬢様が望みでしたらこの斉藤とて同じように望みましょう、と心に固くそう思いながら。

…しかし心から本当にそう思いながらも。
お嬢様の夢にご出演なされた平沢様と同じご学友の田井中様や秋山様が、将来においてそのような出来事(とあるクラブの名刺を巡る夫婦喧嘩)が本当に起こることを望んでいらっしゃるかどうかはこの斉藤、少々疑問に思わなくもないのですが…。

「澪ちゃんが怒って叫んだ処で斉藤に起こされてしまったんですもの」
僅かに拗ねた面持ちで、私にそう言われるお嬢様。
「申し訳ございません」
確かに私の朝の仕事に、決められた時間にお嬢様の部屋のドアをノックしてお目覚めを促すものがある。もちろん今日もその仕事を忠実に行った結果なのだが、一応素直に謝罪する私。
「ふふふ、冗談よ、斉藤」
お嬢様は少し笑いながら軽く手を振ってそう言われた。
もちろん私とて長年お嬢様に仕える身。それが冗談ということはよくわかっております。
「でも本当に続きが気になるわ。でも無理よね…」

今日と同じように律ちゃん、澪ちゃんが無理なら、唯ちゃんと梓ちゃんが出演してくれる未来の夢でも構わないんだけど…。

お嬢様が本当に残念そうな表情をしながらぽそりとそう呟かれた。
どうやら夢の中での登場人物については、田井中様と秋山様お二人に限定されてはいらっしゃらないようだ。確かにお嬢様はお友達を差別されるようなお方ではけっしてない。
…この場合意味が少し違うかもしれないが。

「また観ることができればよろしゅうございますな、お嬢様」
「ええ、本当に」
お嬢様はそう言って、優雅といってよい仕草でティーカップを皿の上に静かに置かれた。

お嬢様の夢のお話を聞かせていただいた今日は、少しこの場に長く居すぎたかもしれない。
これ以上私がお嬢様の朝のお寛ぎの時間を邪魔するわけにはいかない。
「それではごゆっくり、お嬢様」
「ありがとう」
まだ物思いにふけるお嬢様に軽く一礼した後、私は静かにティーセットを持って部屋を出て行った。

end

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

いいなづけ -06- ノンフィクション? 琴吹家執事の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【17-Ⅱ】 )
「…それにしても。まるでその場でお嬢様が見ておられたかのような、リアリティのある夢でございますな」
紅茶の準備をしながら、私は先刻お嬢様が話してくださった昨日見た夢の内容を聞いて、まずはそう感想を述べた。
「ふふ。本当に」
お嬢様はさっきからずっと楽しそうな表情をされている。
私に夢の内容を教えてくださっているときも、それはそれは楽しそうに話しておいでだった。

ふと窓の方を見ると、外には白い粉のように小さな雪がちらちらと舞っているのが私の目に映った。どうやら今日は寒くなりそうだ。学校が冬休みに入ったお嬢様は朝食後、大体この部屋で短い時間ではあるが読書や音楽を楽しまれるようになっていた。
そんなお嬢様に頃合を見てお茶を持っていくのも、私の午前中の仕事の一つとなっていた。

「本当に臨場感溢れる素晴らしい夢だったわ」
将来の二人の新婚生活ぶりを先取りで見たような感じね。
両手を合わせてどこかうっとりとした表情をみせるお嬢様。
私は一度だけゆっくりと頷いた後は、慎ましい沈黙を保ちながら部屋にある暖房の温度を調整していた。部屋の中が冷えているという訳ではないが、もうすぐ大事な受験が控えておられるお嬢様がお風邪を召されるようなことがあれが、それは全て執事たるこの私の責任である。
常に注意を怠らないようにしなくてはならない。

それにしてもお嬢様から夢の仔細を事細かに聞きながら、私は先程も口に出してお嬢様に申し上げた通り、本当にリアリティのある夢だと内心で思っていた。
それは本当にお嬢様が将来見られる光景なのではないか、とそう思えるくらいに。
そう思った最大のポイントは夢の中でお二人が購入された新居が「お嬢様が紹介された不動産会社」であるらしい、という点。
最近、最新型のDVDカメラの購入が増えてきたのが少々気になっていた私としては、お嬢様の夢の中の話だというのに妙な胸騒ぎを感じてしまう。

…いえ、それはこの斉藤の考えすぎでしょう。

しばらくして私はそう思いなおし、軽く首を左右に振って主に対する不敬な考えを頭から追い払った。
「どうかして、斉藤?」
「いえ、なんでもございません」
いけない、執事たるものがお嬢様のお世話中に他の事に気を取られるとは。自戒せねば。
お嬢様が何を購入されようとも、もちろん執事たる私が口を挟む処ではない。
…常識的な範囲の数での買い物ならば。

「ああ、もう一度見れないかしら」
できれば続きをぜひ見たいのよ。
私がつい執事としての本分を忘れそうになるのを自戒していたとき、右手に少し力を入れながらお嬢様は心からそれを切望するようにそうおっしゃられた。
「夢とは不可思議なものではありますが。…しかしまたそのような夢をみられることもございましょう」
「そうだといいんだけど…」
私の根拠のない言葉にお嬢様は紅茶を軽く口に含まれた後、一人言のような小さい声でそう呟かれた。
「…それにしてもそのような夢を見られたのは、きっと年末に平沢様のお家で皆様と楽しくすごされたからでございましょう、紬お嬢様」
高校に入学されてからはずっと、年末はご学友のお家で過されてきたお嬢様は、いつもそれはそれは楽しそうなご様子だった。
「え?…ああ、そうね。ええ、もちろんそうです。とても楽しかったわ。そうね、だからかしらね」
お嬢様は私の言葉に納得したように数回頷かれるような仕草をされた。

…律ちゃんと澪ちゃんなんて冬休みになってからずっと会わないようにしてたから、唯ちゃんのおうちで久々に会ったら照れくさいのか、なんとなくお互いモジモジしちゃってて。

お嬢様は少し目を閉じられ、一つ一つ丁寧にその時のことを思い出されているようなご様子だった。
「それがとっても可愛いかったの」
そう言ってウフフと笑いながら、ゆっくりと紅茶をお飲のみになるお嬢様。
ご学友と楽しい高校生活を送られているご様子のそんなお嬢様を見ることは、小さい頃より紬お嬢様にずっと仕えてきたこの私としても嬉しいものがある。

「お嬢様が昨晩、ご学友のお二人が主役のホームドラマ風の夢を見られたのも、きっとそれが原因でございましょう」
そうお嬢様に申し上げつつも…もしかしてそんな事とはまったく関係ないのかもしれない、とも思ってしまうのは、やはり紬お嬢様に長年仕えてきたこの私なりの見解である。
もちろんそれを口に出すような愚かな真似はしないが。
琴吹家の執事たるこの私において、お嬢様が楽しそうでいらっしゃる、その点が一番重要でありそれがどのような理由なのかは問題ではない。

私は慎ましい沈黙を保ちながら、お嬢様のティーカップに紅茶を注ぎ足した。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

いいなづけ -05- ノンフィクション? 琴吹家執事の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【17-Ⅱ】 )
「いやー、いいお湯でした」
白い湯気を体から立ち上げながら、肩にタオルを掛けてリビングに戻ってきた律が見たのは、なぜか部屋の中央で仁王立ちしている澪の姿。
「ん?どした、澪。そんなトコに突っ立って」
「律…」
「ほら、澪も早くお風呂入りなよー。そいでさっきの続きを…」
「律!」
「は、はい!」
ニヤケ顔の律に、澪は鋭い視線を投げかける。訳がわからないものの、相手の剣呑な雰囲気を察して思わず恐怖で背筋伸ばして返答する律。
「…これ、何?」
「へ?」
澪が手に持った四角い小さな白い紙を、律の目の前に持ってきた。
「あ…」
澪が持っているそれを見た瞬間、ハッとしたように体を固くする律。
「律」
「い、いや、これは、その…」
「こ・れ・は・な・に?」
「あ、いや、その誤解。誤解だ、澪」
慌てて否定する律の目に映っているのは、会社近くにあるクラブ「***」の名刺。

「誤解?へー。ここに『また、来てね。貴方のミキ』って手書きで書いているのも誤解って訳」
律の目の前に突き出された名刺のすぐ後ろには、さっきまで夫の体を心配する慈愛に満ちた雰囲気は欠片も見られない妻の姿。
「ち、違う!そんなの知らない。てかそれは先輩が…」
「この間から残業が多くて心配してたのに。り、律は本当はこういう店に行ってたんだ…」
そう言って体をワナワナと震わせる澪。
「ち、違うって!落ち着け、澪。よーく聞け、それは先輩からもらったんだ」
「先輩?」
「そう。出張代わってくれたお礼にって」
ここならツケがきくから、一、二回くらいはタダで飲んでいいよって先輩がー。
お風呂で温まった以外の汗を体中から噴き出しながら、必死に説明する律。

「へー、先輩にね…」
「そう!だから別に」
「…で、先輩からもらって律はあっさりこれを受け取ったんだ」
澪は鋭い視線は、一向に弱まりそうにない。
「バ、バカ!そうじゃなくて。いいですって断ったんだけど、それはもう強引にー」
そんな妻の刺すような視線に、真剣に恐怖する夫。
「スーツの内ポケットなんてわかりにくい処に隠してたし」
「え、いや、別にむ、無意識に入れただけで…」
そう言いつつも、妻にそう言われて少しギクっとした表情を浮かべる夫。
「嘘だ!今、一瞬マズイって顔しただろ!」
「本当にち、違うってー!」
「り、律の…」

律のバカー!!

夫の否定に耳を貸さず、妻は涙目になりながらそう叫んだ後。
閑静な住宅街の一角で、僅かな打撃音と同時に微かな悲鳴が静かな夜の街に響き渡った。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

いいなづけ -04- ノンフィクション? 琴吹家執事の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【17-Ⅱ】 )
「バ、バカ、そんな大声で。は、恥ずかしいだろ」
隣近所にまで聞こえていなければいいけど。
そう言ってちょっと恥ずかしそうに周りに誰か居ないか、顔を左右に振って確認するような仕草を取る澪。もちろんここには律と澪、二人以外誰も居るはずはない。
そうとわかっていても大学寮の壁が薄かったせいで、四年間音に敏感になってしまった癖が澪にはまだ抜けていないようだった。
「聞こえる訳ないよ。でも、いいじゃん、聞こえたって!事実だもーん!」
そう言って律はますます澪を抱きしめた。

そう、ここは二人だけの家。
結婚して数年後にちょっと無理して買った、新築一戸建てのまだ壁も真新しい新居。
いわゆる念願のマイホーム。ちなみに三十五年ローン。

二人して足を棒にしながらいろんな不動産会社に行って。互いにいろいろ希望を出し合い、それにあった条件の物件を探すのにさんざん苦労したっけ。
律の背中に腕を回しながら、その時のことを澪は思い出す。

最終的にはムギが紹介してくれた不動産屋さんで見つけたのがここ。
苦労して探しただけあって、住み心地には二人とも非常に満足していた。
しかし澪は時々「やっぱり家を持つなんてまだ分不相応だったかなあ…」とか思うときもある。
- 大丈夫。これからバリバリ稼ぐよーん。
この家を購入する際、長いローンに少し心配になった妻に夫は能天気に笑ってそう言った。
律の頼もしい言葉にその時は笑って頷いた澪だったが、「律の笑顔を見てますます心配になった」と後でこっそりとムギに漏らしていたりする。

「とにかく無理はするなよ」
「わかってるってー、澪しゃん」
しばらくソファで抱き合いながら軽くキスを一つ交わした後、少し体を離して互いに見詰め合う二人。
「…じゃあそろそろお風呂入りなよ、律」
さっき沸かしておいたから、もう入れると思うよ。
澪はそう言うと律の着替えを準備しようと立ち上がった。長いCMの間にお風呂の準備は済ませてある。
「おー、じゃあ入らせてもらおっかな」
「どうぞ」
「てゆうかー、澪しゃんも一緒に入らない?」
「な、だ、駄目」
律の提案に一瞬にして頬を染め上げた澪が即座に却下する。
えー、なんでー。いいじゃーん、みおー。
子供のように駄々をこねる律をなだめすかして、澪はお風呂場に強引に彼女を連れて行く。
「ちぇー、澪のけち」
「ケチで結構です。大体律と一緒に入ったらいつものぼせちゃうし…」
「えー、どうしてでしょうねー」
ニヤニヤとした笑顔を浮かべてそう聞いてくる律。
「…バカ。いいから早く入れ」
軽く律の頭をはたいた後、そう言って澪はお風呂場から出て行く。
澪しゃんはいつまでたっても恥ずかしがり屋さんだなあ、なんて軽口叩きつつ律は風呂に入るため服を脱ぎ始めた。

澪としては一緒に入るのが嫌なわけではないけれど。
その、…いろいろ後が大変だし。
内心そう思うと澪はますます頬を染め上げる。
顔の熱をさますためか首を左右に何回か振ったあと、澪は出張の準備も兼ねてクローゼットの中にある律の服を少し整理し始めた。
「これは明日クリーニングに出しておこうっと、あと…」
スーツやシャツ、それ以外にもアレコレと整理し始めた澪はふと、今日律が来ていたスーツの内側のポケットから何かがはみ出ているのを見つけた。
こんな処にもポケットなんてあるんだ、と感心しながら何気なくそこに入っていた白い小さな紙を律は手に取って見てみる。
「………………なに、これ」
澪は手に持っていた他のスーツが下にドサっと音を立てて落としたことにも気を捕らわれないくらい、じっとその紙をみつめながらその場に立ち尽くしてしまった。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。