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いいなづけ 第十六作目Ⅱ - あとがき -

Category : SS( いいなづけ 【16-Ⅱ】 )
てなかわけで律ちゃんには今回自重して頂きました。
自重していないのは律ちゃんのママです。

読まれていた方で、もしかしてそーゆーのを期待されていた方が
もし、もしいらしていたら、…申し訳ありません。

しかしさすがにいつまでもこれじゃあ律ちゃんが可愛そうなので、ね。
いいなづけもそろそろラストに向かっていきまーす。
と言っても、まだあと何話とかちゃんと考えてはいませんが。
…あと申し訳ありませんが「そーゆー」のに過度な期待をしないで
下さいませませ。ホントウニ。デモチョットクライナラ。イヤデモムリカモ…。

もし宜しければ最後までお付き合い頂ければ幸いでございます。

いいなづけ 受験生の葛藤 田井中律の場合-Ⅱ」読んで頂き
ありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

いいなづけ -09- 受験生の葛藤 田井中律の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【16-Ⅱ】 )
もうだいぶ肌寒くなってきた気がする…。
家を出て澪の家に向かう僅かな時間に私は冬の空気を感じ取った。

もうすぐ本格的な冬が来て一年が終わる。そしたら来年は受験シーズン到来だ。
でも試験本番までにはまだしばらく時間がある。
自分で提案しといて澪と二人で会う時間が減ったことに本当は寂しい気持ちもあるけれど、とにかく今は勉強に集中しなきゃなあ。

…それ以外のことはまた、終わってから考えよう。

私はそう思いながら、澪の家に向かう。
二人きりで話しができる貴重な時間を一分でも長くしたい。そんな焦る気持ちにも似たような気で、私は少しだけ冷たい風が吹く道を足早に歩いていった。


end

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いいなづけ -08- 受験生の葛藤 田井中律の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【16-Ⅱ】 )
今朝はなんとか起きれたものの、圧倒的に睡眠時間が不足気味だ。
そのためか洗面所に行って顔を洗っても、私の頭の中はまだかなりぼんやりしたままだった。
「ふぁあ…。おはよー」
「おはよう」
寝ぼけ眼で力なくそう言うと、私は少しでも頭をすっきりさせるべくコーヒーを飲んだ。…眠い。
「はい、どうぞ」
「…ああ、あんがと」
香ばしいにおいが漂うトーストを母さんから受け取りながら、私はふと昨日の朝の事を思い出した。ああ、そうだ…。なんかバツ悪いけど軽く謝ったほうがいいかなー。
「あー、母さん、昨日はさあ…」
「ごめんね、律」
「へ?」
軽く謝っとこうと思った私が口に出す前に、なぜか母さんが先に謝ってきた。
「な、何が?」
「澪ちゃんよ。昨日結局家に入ってもらったから」
「…ああ」
確かに。昨日澪が家に来ても帰ってもらってってお願いしたっけ。

「始めはどうしようかと思ったんだけどね。結局申し訳ないとは思いつつも最初は軽く断ったの。だけど、…澪ちゃんが今日だけはどうしても待たせて欲しいって言って」
「え?」
昨日の澪の話はいつもみたいにすんなり入れた風に言ってたのに。
「明日からは受験までしばらくこちらには伺いませんからって。…澪ちゃんそう言ってたわ」
もちろん律と喧嘩とかじゃないですから心配しないで下さいって。
「律が私の事心配してそうしようって決めたの、ちゃんとわかってますからって。そう言ってたわよ、澪ちゃん」
「…」
なんてゆうか。…適わないなあ、澪には。
「ふう。本当に良い娘だわあ、澪ちゃん」
さっきまでちょっと真面目な顔をしていた母さんも、いつものごとくうっとりした表情をしてホゥとため息を付きながらそう言った。ま、そうなんだけどね。
「律」
「わかってるよ、努力しますよ」
どうせいつものそんな良い娘の澪ちゃんにつりあうように…とか言われるんだろうと思い、私は先にそう言っておく。
「そうじゃなくて。…受験頑張りなさい」

私も出来る限り応援するわよ。

「母さん…」
優しく笑ってそう言う母さんに、私は少し驚いていた。
今まで母さんは私の進路に対してさしてあれこれと口に出すことはしてこなかった。
「澪ちゃんを養う努力だけは怠っちゃ駄目よ」以外では。
私が大学受けると言ったときも「あら、そう」だけだったのに。
「まあ、受けると決めたからには合格目指して死ぬ気で勉強しなさいよ」
「…わかった。あと、ありがと」
私はなんとなく照れくさい気分になって、それからは無言でパンをもしゃもしゃと食べ始めた。母さんが朝食を用意してくれる日はいつもパンだ。

「そうね。例え落ちたとしてもあんたがやるだけのことをやったってちゃんと言えるなら、母さんは何も言わないわ…」
でも秋山のご両親や澪ちゃんには申し訳ないけど。
片手を頬にあててしみじみとそう言う母さんだが、相変わらず母さんの頭の中で澪はもう大学に合格していることになっているようだ。
「一浪なんてことになっても秋山家の方では許容範囲かしら。まあ、でももし本当に大学を落ちてしまったそのときは…」
「そのときは?」
「いざとなったら既成事実なんか通り越していっそ出来ちゃった婚「おはよう!母さん、姉ちゃん!」」
「あら、おはよう。なに?今朝はえらく元気ねえ、聡」
澄ました様子でいつも通り起きてきた聡に挨拶をする母さんを尻目に、私は飲んでいたコーヒーを噴き出し、パンの欠片が気管に詰まってひとしきりむせていた。
「ゲホ、ウ、ちょ!ゴホ、今、ゲホ、何を言おうと、した!」
喉を抑えながら、私はなんとか問題発言をする母親に突っ込みいれようとしても喉が…。
「ほい、姉ちゃん。水」
「サ、ゴホ、サン、キュ」
聡からコップを受け取り一気に飲み干し息を吐く私。あー、しんど。…まったく人の気も知らんと気軽に言ってくれるなあ!
「まあ、とにかく受験頑張りなさい、律」
今日夜食作ってあげるわ。何か食べたいものある?
私の質問を軽くスルーした母さんはニッコリ笑ってそう聞いてきた。もう何でもいいよ…。

脱力気味にそう思いながらリビングにある時計に目をやると、そろそろ出る用意しなきゃいけない時間だ。
「ごちそうさま。あ、聡」
「ん?」
「昨日は澪にジュース出してやってくれてありがとな」
「…え。い、いいよ、別になんだよ、急に。いつもしてるじゃん」
文句を言われるものかと思っていただろう聡はそう言いながら、ちょっと不思議そうな顔をしている。
「ハハ、そうだな。いつもあんがとさん」
私はそんな聡にもう一度礼を言ってリビングから出て行った。

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いいなづけ -07- 受験生の葛藤 田井中律の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【16-Ⅱ】 )
「澪?」
私が聞いてもしばらく澪は黙っていたが、不意に携帯を通じて聞こえたきた声。
- …できれば私は律と一緒に居たい。
澪の短いその言葉に私は胸がドキリと高鳴った。

- 律の側に居たいよ。…それも将来目標の一つ。…じゃ、駄目?

少しだけおずおずとした雰囲気でそう聞いてくる澪に、私の頭の中も胸も幸福感で一杯になった。駄目な訳がない。もちろん、駄目な訳が!てゆーうーかー、もう感動ですよ、澪しゃーん!

すげーMMQ!!!!

あー、まずい。こんなにピュアな彼女に、最近の私の頭の中はかなり駄目駄目だったのがもうね、もう…。
- …律は?
「え?」
電話の向こうで嬉しさで悶え苦しんでいる私の姿を、当然澪には見えないわけで。
返事がないので澪は心配そうに、プラスちょっと拗ねているような声でそう聞いてきた。
- 律は、…そう思ってくれないのか?
おおー、待たせて申し訳ないぜ、澪しゃん。ちょっと、頭の中がパラダイスなことになっちゃってたもんで!
「そ、そんな訳ないだろ!てゆうか思ってるし!そりゃあもう、目一杯思ってる!私も澪と一緒に居たいぞ、ずっとだ!」
携帯に向かって叫んでしまう私。てゆうかもうなんかいろいろ一杯一杯だぞ、こっちは!
- そ、そうか。
「おおー。よーし、なんか勉強する意欲が100倍くらいになったぜー!」
- アハハ。まあ、頑張ってくれよ。私も頑張るけどさ。
「まかせなさーい!よーし、じゃあ今からさっそく問題集でも…」
- …いや、もう遅いから寝ろ。
ハイテンションな私を宥めるように澪は冷静にそう言った。確かにもう時間は日を越えて次の日になって四十分は過ぎている。まずい、あんまり長く話して夜更かしなんて良くないよな。てゆうかそれしたら私が明日起きれないや。

「うし、じゃあそろそろ電話切るぞ。あ、明日も一緒に学校行こうな」
- うん。…あ、あの、律。
じゃあ、おやすみと言って携帯を切ろうとしていた私の耳に、澪のなにか口ごもった声が聞こえてきた。
「ん、何だ、澪?」
- あ、あの…。
言いにくそうにしている澪の声に私はハッとなった。あ、ヤバ。忘れてた…。
「あー、そうか。えーと、その…」
浮かれてて忘れていたけど、アレ言わなきゃだよね。
「えーと、澪、あ…」
- 律!
多少恥ずかしさを覚えながらも、今の私なら言える。言えますよ、澪しゃん!とか思いながら、さあっていう時に、急に澪が今まで話していた声よりも少し大きな声で私の名前を呼んだ。
「え?な、何だ」
- あ、あ、あの、あ…

愛してる、律。

「…………………………………………………………………………え?」
- あ、あの、前に律言ってくれたけど、私その時言えなかったからっていうか、その、あーもう、おやすみ!
澪は私の返答を待たず、いきなり携帯を切ってしまった。
私はといえば無音になった携帯を耳に当てたまま、しばらくその場で石化したように固まってしまった。

「…ハハ、まさか澪から言ってくれるなんて」
心の底から嬉しさがこみ上げてきて私はヒャホーイ!と叫んでベッドに飛び込んだ。
確かに前に私が一度言ったときは「私も」とか「律、愛してる」とかそういう言葉を期待していたのに、なぜか澪は「ありがとう」でしかも少し素っ気無い気がしてたから少し落胆してたんだけど。でもその後の澪はちょっといつもより積極的だったから、まあ、いいやーと思ってすっかり忘れてた。でもやっぱり言ってもらえるほうが嬉しいよな!
私はしばらく布団を抱き枕よろしく、両手で握り締めてひとしきり悶えていた。今の私は絶対に人には見せられん姿だ。
「アハハ。はぁ…」
ベッドの中でバタバタするのを止めて仰向けになると、私は大きく一つ息を吐いた。

…澪。澪から言ってくれて私すごく嬉しいよ。
でも、でもさ。澪も私に愛してるって言ってくれるなら、愛しているのなら。なら…。

私はここ最近続くよこしまな気持ちがまたフツフツと湧いてくる。と同時に私を警戒するように後ずさりした澪の様子が頭の中にはっきりと浮かびあがる。
そんないろいろな思いを振り払うように、私はギュと目を瞑り布団に包まって体を丸くした。
とにもかくにも受験が終わってからだ。そうだよ、まずは大学に合格するのが何より大事なんだから。
体を丸めながら私は布団に顔を押し付けながら強くそう思う。
それ以外は何も考えるな。勉強に集中しろ、田井中律!
自分で自分に言い聞かせそのまま寝ようと思ったけど、今日は寝る前にいろいろあったせいでなんだか中々寝付けなかった。それでも何とか明け方前にようやく少しだけ眠った私は、ちょっとだけ夢をみた。

無事に大学に合格し軽音部の皆と大学の寮に入り、私の部屋でいつものようにムギや唯、そして澪と一緒にお茶をしている。
…そんな楽しい夢。

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いいなづけ -06- 受験生の葛藤 田井中律の場合-Ⅱ

Category : SS( いいなづけ 【16-Ⅱ】 )
「それに推薦受けるためにずっと勉強頑張ってきたのに。二年生の夏休みにだって夏期講習受けたりして」
- まあ、確かにそうだな。
「だから、なんていうか。その、いいのかなって」
- 何が?
「いや、だからー…」
- はっきり言えよ、律。
澪は本当にわからないようだ。
なんかここ数日は澪は鋭いんだか、鈍いんだかよくわからなくなってきたよ。
- もう軽音部の皆と一緒にN女子大に行くって決めたじゃないか。
- 律は今頃何を気にしてるんだ?
「だ!…から」
ついまた前みたいに大きな声を出しそうになって、私は慌てて口を抑える。
「澪はもっとレベルの高い大学に行けたのに私のせいで。…私に合わせたから、その、行きたい大学に行けなくなったの…かなって」
言った瞬間私は少しだけ携帯を口元から離して息を吐く。

もしそうだとしたら、それは駄目だ。駄目だよ、澪。澪がそんな理由で大学を選ぶなんて…。

- へ?
私がひどく申し訳のない気分に陥ろうとする前に、澪のものすごく拍子抜けした声が聞こえてきた。ん?
「いや、へ?じゃなくてさ。これでもちょっと責任を…」
- ぷ。り、律、そんな事考えてたのか…。
「な、なんだよ。何かおかしいかよ。っておい、何笑ってんだよ!」
電話の向こうで笑い出す澪に、私は妙に恥ずかしなってきた。うう、電話で聞いて良かった。会って聞いてたら顔が紅くなってるのがばれちゃうぜ。
「おい、澪、どうなんだよ」
私の単なる勘違いなのか。…だとしたらかなりハズい。ものすごく自惚れてるみたいじゃないか!
- アハハ、ハァ…。んー、どうかなあ。
「何だ、それ」
- うーん、確かにそれはある、…かな。
「え…」
そうなのか。だとしたらやっぱり。…ああ、あの時澪にもっと推薦を受けろと強く押すべきだった!
- …でもそれだけじゃないよ、律。
「え?」
内心で後悔していた私は、澪の言葉を聞いて少し離していた携帯をまた耳に押し当てた。

- 律はさ、将来何かなりたい職業とかある?
「は?…いや、まだ、そういうのは」
急に聞かれてもなあ。まあ、うちの母さんからすると…嫁さん養うくらいの甲斐性のある職業?
- そっか。…うん、実は私もまだわかんない。
「そ、そっか」
- あのさ、律。
「ん?」
- 高校生でもう親の家業を継ぐのを決めてるとか。
- 小さい頃からなりたい職業があってそれに向かって頑張っている人って偉いよな。
「え?まあ、そうだな」
確かにそうだと思うけど、それが?
- でも早くからそんな風にはっきり決めている人って。
- 私たちの周りでもまだそんなにいないと思うんだ。
「…」
- 私もまだこの職業につきたいとか、将来はこうなりたいとかそういう明確な、
- うーん、なんてゆうかビジョン?目標?みたいなの全然わかんない。
ビジョン?そんなの私だってないや。
大体卒業後の進路を大学に行くって決めたのだって結構遅かったからなあ。
- だからそういう目標もないのに大学も絶対ここじゃなきゃ駄目とか、
- 国公立じゃなきゃ駄目とかそういうのないし、それに縛られるのもちょっと違うと思う。
「そう、かな…」
でも目標が無いなら尚更少しでもレベル高い方へ行っておいたほうがいいんじゃないかなあ。
私はぼんやりそう思ったけれど、口には出さなかった。

- でもさ。私達には…まあ目標というにはちょっと遠くてぼんやりしすぎてるけど。
「え?」
- あるじゃないか。一つ、とびっきりの目標というか、夢が。
え、ああ、もしかして…。

- 夢は武道館!…てのがあるよ、律。

そう断言するように言いながらも、澪の声はちょっぴり照れているようだった。
- それなら大学は軽音部の皆と同じところの方がバンド活動も、
- もちろん練習だってしやすいじゃないか。
それもちょっとあったんだよね、と澪ははっきりとした口調でそう言った。

「澪…」
もちろん私だってそれを忘れてた訳じゃない。唯がムギと一緒にといったとき、真っ先に思いついたことだ。皆と一緒にバンド活動を。いつか武道館ー、なんちゃってってそのときは自分で自分に突っ込んだけど。でもまさか澪もそう思っていたなんて…。
修学旅行で絵馬に書いたお願い事が無難に「志望校合格」だったから、澪はあまりそんなの考えていないと思ってた。
- 律は違ったのか?そう思っるからムギと同じトコ行こうかなー、て言ったんだと思ってた。
「あ、まあ、それはあるよ」
- まあ、それは本当に夢って感じで。未来の職業選択としてどうかはわらかないけど。
「確かにそれはちょっとなあ」

- とにかく私が今後どんな夢や職業を選んでも。
- どんなことをしたいと願ってそれに向かっていくとしても…。

そこまで言うと澪は少し黙った。

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プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

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