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スカイハイ【8】 - あとがき -

Category : スカイハイ【8】
スカイハイ【8】 - あとがき -

障害があればある程燃える。
みたいな感じで、なかなか会えなくても結局はラブラブな二人です。

さらにこのお話はちゃらい律ちゃんが澪ちゃんの為に更生?していく。
とまあ、そんな話でもありやんすw

ライブ活動を自粛し、就活頑張ろうと思う律ちゃん。
ですが、なかなかそううまくはいかず…。
律ちゃんの就活や如何に?

それはまた次のお話でー。

「スカイハイ【8】」を読んで頂きありがとうございました。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【8】 - 10 -

Category : スカイハイ【8】
「ほれほれ、笑って、笑って、澪しゃん」
「わ、バカ!何して!ぷふ、あはは、バカ、くすぐるなー!」
ちょっとだけ背中や脇の下を触り、澪をくすぐって笑わせる。
「止めろ、バカ!」
「イテ!」
だけどすぐに澪の鉄拳が頭上から落ちてきて、私は彼女から少し離れた。

「イテテ。なんか最近ちょっと澪さん、ワイルドになってきたような…」
「誰のせいだ、誰の」
「りっちゃんでーす」
頭を手で抑えながらおどける私を、澪はくすくすと笑っている。
良かった、やっと笑ってくれた。

「ごめん、ちょっと強かったかな…」
まだ手を頭に乗せている私を見て澪はちょっと心配になったのか。
澪は自分の手を、私の頭に持ってくると優しく触れてくる。
それは私としても嬉しいし、澪も無意識にそうしているのだろうけど。
今、彼女と私は大変至近距離にいたりします。とっても近いです。

「澪…」
私は道行く人の視線から遮るように傘を斜めに傾けると、そのまま彼女の唇に自分のそれを軽く触れ合わせた。唇を触れ合わせた瞬間、澪は体を一瞬ビクッと震わせる。

傘で隠しているとはいえ、こんな往来での不意打ちのキスに澪はまた怒って殴ってくるかな、と私は覚悟していたけれど、予想に反して彼女の手は動かなかった。
そんな彼女の反応をいいことに、私は一度離した唇をもう一度彼女の唇に押し当てて、今度は少し深いキスをした。

しばらく澪の柔らかい唇を傘の下で感じた後、ようやく満足した私が唇を離した瞬間。
真っ赤になった顔を俯かせ、先程とはまた別の意味で体を震わせる(多分怒り)澪を見て、私は思わず後ずさってしまった。
「こ、このバ…こ、こんな処で…」
「ご、ごめん、澪!その、つい、出来心と言いますか…」

バカ律!!

澪が叫ぶと同時に、私の頭にさっきの倍の痛みが頭を貫いたのでした。

To be continued…

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スカイハイ【8】 - 09 -

Category : スカイハイ【8】
「ライブしたらいいのに」
「え、いや、そういう訳には」
そう澪と会話している中で、私はふと学校で唯と話した事を思い出した。
そういえば急にムギから連絡があって、結局梓と三人でのライブの件に対する返答が曖昧になったままだった。もちろん、それは……断るつもりだけど。

「…ねぇ、律。無理してない?」
「無理?何が?」
急に澪にそう聞かれて、私は思わず少し首を傾げる。
「好きなバンドを我慢して、バイトや就活ばっかりで。無理してるんじゃないかなって」
そう言った澪の表情は傘に隠れて見えなかったけれど、声には少し元気がなかった。

「してないよ、そんなの」
「そうかな」
「そうだよ」
「でもバンドの話している時の律は、本当に楽しそうだよ」
いつもよりずっと楽しそう。
ぼそっと呟くようにそう言った澪の声は、やっぱり少し暗い感じだ。

「ま、そりゃあバンド好きだからさ。でも無理なんて別に」
「もしかして、律が無理している理由が私だったとしたら、そんなのやっぱり…」
「違うって!」
私は思わず足を止め、澪の肩に手を置いた。
傘の下で隠れていた澪の横顔を見つめる。
「…澪が気にする事じゃないんだ」
なんだか少し泣きそうな表情を浮かべる澪を見て、私は途端に罪悪感に苛まれた。
彼女のこんな風に不安にさせているのは、私。

「でも…」
「どうせ学校を卒業したら、バンドからも離れる覚悟はしていたよ」
そのために今年一年は、バカみたいに唯と一緒にライブに出てたんだからさ。
いつものちゃらい、おどけた言い方をしながら私はそう言って少し笑う。
「それが少し早くなっただけだろ。それに私だって生活あるしさ、ちゃーんと職は決めないと」
「…」
「とにかく澪が気にする必要は一切ないから」
わかった?と私が聞くと、澪は渋々といった感じではあったけれど頷いた。

「みーおー」
頷きはしたものの、まだ少し暗い表情を見せる澪に、私は少しニヤリとした笑みを浮かべながらさらに近づく。

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スカイハイ【8】 - 08 -

Category : スカイハイ【8】
「あ、いえ。こちらこそお願いします」
そう言って軽く頭を下げる梓。
「でもなんだか私が入って、逆に申し訳ない感じなんですけど」
私たち三人が高校時代の同級生メンバーだと知って、梓は少し気を使っているのだろう。

「あずにゃん、ぜーんぜん気にしなくていいから!」
「そうだぞ、梓」
ムギから連絡があった時、真っ先に四人でセッションしたいと思ったのは唯だけじゃない。
「四人でセッションしたら、絶対いいバンドになると思ったんだよねー」
「そうそう、だから今日は楽しもうぜ、梓」
「お願いします」
三人から口々にそう言われて梓は少しホッとしたような顔を見せた後、「わかりました」と言うとギターを手に取った。

ムギから連絡があった時、ちょうど私は唯から梓と三人でセッションしないかと誘われていた。
本気で就活を始めていた私は、バンド活動から少し離れようと決めたばかりの頃だったので、始めは断ろうと思っていた。しかし久しぶりに会ったムギからの願いもあって、私は結局断り切れず承諾してしまった。

「よーし、んじゃ取り合えず一曲言ってみよっか」
パンとシンバルを一つ鳴らして私がそう言うと、三人は同時に頷いた。
「OK!んじゃ、行くぞ!1、2、3、4…」
私の掛け声と共に、密閉されたスタジオ内に私たちの「音」が鳴り響く。

結局私は唯とムギ、二人からの願いを断り切れなかった。
それでも一度セッションするだけから、と私は唯にはそう言っておいた。
だけど梓も加わった四人で曲を何度か演奏していく中で、私は自分の気持ちがどんどん変化していくのを感じずにはいられなかった。

***

雨はちっとも止まなかったけれど、それ程強いものでもない。

共に傘を開き駅に向かう澪を送る途中、私はこの間四人でしたセッションを思い出していた。
唯と梓のダブルギター、ムギのキーボード、私のドラム。
始めて合わせたのに、昔から一緒に演奏したいたような、そんな錯覚すら覚える一体感があった。
充分満足した中で、これでさらにベースがいれば尚いいんじゃないかな、なんて欲も増える。

「楽しかったんだな」
「え?」
カフェの中でも澪には高校時代のメンバーと演奏した話を簡単に説明したけれど、帰り道でも私はまだその話を続けていた。そういえば私はさっきからその話ばっかりしているような。

「あ、まあ、久しぶりだったから」
まあセッションも今回だけで、別にライブとかするわけでもないしな。
私はどこか言い訳がましくそう付け加える。
澪には以前バンド活動は自粛して、学校や就活に専念すると言った手前、少しバツが悪い気がしたからだ。

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スカイハイ【8】 - 07 -

Category : スカイハイ【8】
就活にバイトに、と結構最近は忙しく過ごしていた私だったけれど、なんとかこの間の澪の誕生日には二人きりで会ってお祝いする事が出来た。
「今年の誕生日は今まで一番嬉しかったよ」
まだ頬を少し紅く染めながら澪がそう言ったので、今度は私が少し照れくさくなった。

「お、大げさだな。そんな大したもんでもないしー」
ちょっとしばらくカップラーメンばっかになったけど、とか内心で思いつつも私は口ではそう言った。
「ありがと、律」
「いいってば、別にー」
へらへら笑ってそう言う私だけど、澪に喜んでもらえたみたいで本当はすごく嬉しかった。

それからしばらく互いの近況なんかを話していると、不意に澪が「そういえば…」と口に出した。
「律、バンドの方はどうしているの?」
最近はライブ活動はしていないのか、と澪が聞いてきた。
「あ、えーと」
澪に聞かれて私は少し口ごもってしまった。
「してないの?やっぱりバイトとか就活が忙しくて無理なのかな?」
「いや、確かにそれもあるけど。実はその…」
私は少しだけ躊躇したけれど、結局澪には話しておこうと決める。

「実は高校時代の軽音部の仲間でさ、キーボードを担当していた子から連絡があって…」

***

久しぶりに練習の為にスタジオ入りした私は、少しだけ興奮していた。
「久しぶりだねー、三人でやるの」
「本当ね、うふふ」
唯とムギが楽しそうに話しているのを聞きながら、私も同じ事を思っていた。

高校の頃、同じ軽音部でキーボードを担当していたムギこと琴吹紬。
彼女は高校を卒業して大学に入学したのだけど、すぐに留学して日本を離れていた。
そんな彼女から数日前、日本に帰国した連絡を受けた際に、もう一度私と唯と三人で久しぶりにセッションしたいと言ってきたのだ。

「それもそうだな。でも今日はさらにもう一人、強力メンバーがいるだろー」
梓の方に親指を向けながら、私はそう言ってみる。
ちなみに私はすでに彼女を「梓」と名前で呼んでいた。
彼女は私より一つ年下だったし、本人もそれで構わないと言ってくれたので。

「本当だね!」
「中野さん、今日はよろしくお願いしますね」
嬉しそうにしている唯と、丁寧にお辞儀をしながらそう言うムギ。

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書き人知らず知らず

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ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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