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スカイハイ【6】-あとがき-

Category : スカイハイ【6】
今回全然澪しゃんが出てきませんでしたw。
天国から地獄へ直下降、の気分を味わう律ちゃん。
漠然と澪は家で何か問題があって、それで連絡が取れないのだろうと考えています。

ただもしかして、もしかして。
そんな家の事情なんか全然関係なくて、もしかして唯ちゃんが言ってたように。
「…私、いつのまにかフラレタ?」とか思い悩む律ちゃん。
それで不安一杯になって、お酒に溺れちゃいました。

でも唯ちゃんのお陰で、少し持ち直した律ちゃんです。
律ちゃんに再び春は来るのか?

それはまた次のお話でー。

「スカイハイ【6】」を読んで頂きありがとうございました。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【6】 - 08 -

Category : スカイハイ【6】
確かに澪は人見知りで大人しいから、普段はあまり自分を主張したりしないけど。
彼女は彼女なりに、毎日一生懸命頑張っている。
他にも澪自身は良くないと思っている部分でも、私には反対にとてもまぶしく見えていた。

いい加減でちゃらんぽらんな自分。
それほど楽しくもないくせに、周囲と合わせるように楽しそうにみせていた、いや思いこもうとしていた自分が、なんだか馬鹿みたいに思えてきたんだ。
ふわふわ浮いたままじゃなく、地に足を着けてみたい。
…始めてそんな気持ちを、澪は私に持たせてくれた。

ただそんな真面目な彼女が、私みたいな奴と友人付き合いくらいならまだしも、それ以上の関係なることなんて無理だろう、そうずっとそう思ってあきらめてた。
なのに人生大ドンデン返し!ハレルヤー
ありえないと思って事が起きたんだから、多少浮かれてしまうのも無理はないと思って欲しい。

気付かない内に、私はすっかり澪に寄りかかっていた。
私が怖がりで人見知りな彼女を支えているつもりだったのに、全然違うじゃないか。
澪のおかげでふわふわした落ち着きのない自分が、ようやく大地に恐る恐るでも足を降ろしとしていたんだ。

「だから会えない今がすごく辛いんだ、澪…」
なんでもいい、一言でいいから声が聞きたい。
そうじゃないと、私はまたふわふわと浮いて形が無くなってしまいそうだ。

ああ、この苦しみは今までのバカな行為のツケなんだろうか。

いや、そうかもしれない。そうなんだろう。
だったらもう二度と君の事を放って、飲みに行ったりしません。
他の人と…その。とにかくナンパな真似はしません!澪一筋!
学校にもちゃんと行くし、とにかく何でも真面目に頑張ります、だから…。

以前澪が好きだと言っていたバンドの曲が流れる部屋の中。
私は新たなる決意を胸に抱きながらも、バタッと背中からベッドへと倒れ込んだ。

「…会いたいよ、澪」

To be continued…

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【6】 - 07 -

Category : スカイハイ【6】
「ファンの女の子たちと仲良くなっても、りっちゃんはあんまし嬉しそうじゃなかったしね」
「…」
「今のりっちゃんはうじうじして、正直情けない感じだけどさ」
「…放っておいて下さい」
「でも今のりっちゃんの方が、本当の気持ちを素直に出してて嘘っぽくないよね」
そういうりっちゃんも、私は悪くないと思う。
唯はそう言いながら、ドアノブを回して扉を開いた。

「それじゃあね、りっちゃん。セッションの件、忘れないでね」
唯は一瞬顔をこちらに向け、ニコッと笑いながらそう言うと、ドアを開けて外へと出て行った。

***

「嘘っぽい、か…」
唯が帰ってから私はこれ以上酒を飲む気もすっかりなくなっていた。
軽い食事を取った後、適当に音楽を聞き流しながら私は親友の言葉を思い出していた。

唯は鈍いようで、でも時々鋭い。
確かに高校を卒業してから澪に再会するまでの私は、何となく全てにおいていい加減な気持ちだったのかもしれない。音楽はもちろん好きだし、ドラムもライブも大好き。
だから音楽系の専門学校に進学した。
でも学校なんて適当。まぁ、生活がありますからバイトしなくちゃいけませんが、それ以外の時間はバンドの練習やライブ以外は遊びほうけてた。

ライブが終わった後で先輩や仲間たちと飲んで騒いで、ちょっと気に入った子がいたら声を掛けて、意気投合したら…ま、そ、その先はともかくとして。
とにかくそんな気楽で、そして騒がしくも楽しい楽園の日々。
そんな風に能天気に日々を過ぎていた私だって、どこか頭の片隅ではわかってた。
いつかこの楽園を出ていかなければいけない事を。

音楽が好きなくせに、本当に音楽で食べていけるなんて、これっぽっちも思っていなかった。
これは今だけの事。若いから出来る、今だけ住む事が許される期限付きの楽園。
いつか現実に戻ったら、無難にどこかの会社に就職するだろう…そんな風に思っていた。
ま、前に澪にも言ったようにこの不況の昨今、ちゃんと就職できるかどうかは怪しいもんだけど。

結局大好きな音楽ですらその程度に思っているんだから、他の何に対しても私はどこか適当な気分だった。今しかない、今だけでもいい。ただ楽しければいい。
誘われればどこにでも飲みにでも遊びにでも行くし、これまたその場の雰囲気さえ良ければ、誰とでもつきあっちゃえ…みたいな気持ちで一杯だった。ほんと、おバカだったと思う。

でも澪と再会して、彼女と高校時代よりもずっと仲良くなって。

以前から彼女が好きな事もあったけど、彼女の頭が良くて根が真面目な処とか。
私と違って将来の事も、本人は謙遜するがそれなりにしっかりと考えている処とか。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【6】 - 06 -

Category : スカイハイ【6】
「おい、唯、やめろよ」
「ね、りっちゃん、いいでしょ」
「わ、わかったから。はいはい、わかりました!」
私がそう言うと唯は「やった!」と声をあげて私から離れた。やれやれ。
それではさっそく明日にでも、と浮かれ気味に話す唯を見ながら、私は何となく首を傾げる思いだった。なんだか唯にしては妙に積極的と言うか…。

「りっちゃん」
「はいはい、何ですか」
「ありがとう。私、あずにゃんとりっちゃんと三人でセッションしたかったんだー」
とても嬉しそうにそい言う唯を見て、私はさっきまで不安から来る苛立ちの中、部屋でじっとこもっていた気持ちが少し楽になっていくのを感じた。
どこまでも天然な、高校時代からの私の親友。

***

帰り際、ドアノブを手にした唯が不意に顔だけ私の方へ向けた。
「りっちゃん」
「はいはい、今度は何ですか」
「心配しなくてもきっと彼女から連絡はくるよ」
「…」
「だってあの子はさ、りっちゃんと話してる時、本当に楽しそうだったもん」
唯はそう言うとドアの方に顔を向けた。

「本当言うとね、ちょっとくやしかったんだ、私」
「え?」
「だってあの子もそうだけど、彼女と話してる時のりっちゃんも、本当に楽しそうだったから」
「…」
「あ、別に変な意味じゃないから」
あっけらかんとした口調でそう言いながら、唯は手をひらひらと振る。
「あ、…そ」
意味深な言い方するなよなー、なんかちょっとばかりドキドキしたじゃないか。
ちょっぴり勘違いしそうになった私は、内心で唯に文句を言う。

「…ただね。りっちゃんて高校卒業してからずっと、なんだかそれ程楽しそうじゃないように見えたから」
ポツリとそう言った親友の言葉に、今度こそ私は胸の中でドキッと音高く一つ鳴らした。
「ライブしてる時も、後で先輩たちやライブの皆と楽しそうで遊んでても。りっちゃんはいっつもどっか醒めてる感じだった」
「…そう、かな」
醒めてる?そうだったろうか。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【6】 - 05 -

Category : スカイハイ【6】
「でも今は行く気になれないんだ」
それは本当の気持だった。少なくとも澪と、彼女と連絡が一度でも取れない限りは。

「でもここで待っていて、それで何か進展あるの?」
「…ない、かもしれない」
「さっきは聞かない、て言ったけど。りっちゃんがひきこもっちゃった原因て、あの子がそうなの?」
「だからひきこもってないって」
「そう。で、あの子が原因?」
「…別に澪のせいじゃない」
ふーん、と言った唯の言葉には、私の言った事をまるで信じていないのがありありとわかった。

「もしかして…フラれたの?」
「フ、フラレてない!」
聞かないって言ったくせに。結構ずばりと聞いてくるじゃないか、唯!
てかもしかして、やっぱり私、ふ、ふ…。
「遊び人のりっちゃんも、とうとう年貢の終しまい時」
「納め時だよ、それを言うなら。てか今使う例えじゃないぞ、それ」
まったく。いつもの天然のなせる業か、はたまた本当にわかっていないのか。

「とにかく元気だしてよ、りっちゃん。こんなうじうじしてるなんて、りっちゃんらしくないよ」
「うじうじしてて悪かったな」
「和ちゃんにもお願いしてるんでしょう。何かあったらすぐに連絡してくれるよ」
「それはそうかもしれないけど…」
やっぱり唯は彼女から話を聞いていたのか。

「それに前に約束したでしょ、りっちゃん」
「え?何だっけ?」
「もー、梓ちゃんとのセッションの事」
「え、あー、そうだったな」
そう言えば前に唯に紹介してもらったあの子と、今度三人でセッションしようて話したっけ。
あの時はまだ澪からこんなに連絡が来なくなるとは思わなかった時だったから、気軽にそう約束したっけ。でも今はとてもそんな気分じゃ…。

「そうだよ。だからさ、りっちゃん。いつまでも家でうじうじしてたってしょうがないでしょ」
ここはバンドマン、んん?えーとバンドウーマンかな?
とにかくセッションでもやって、ぱっと気分を晴らそうよー。
そう言いながら、唯は私の腕を取ったかと思うとぶんぶん体を揺らしてくる。

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律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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