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スカイハイ【5】-あとがき-

Category : スカイハイ【5】
久々に飲んでハイになった律ちゃん。
誘惑の魔の手もありましたがw、澪ちゃん一途でちゃんと断ってます。
過去の日々を反省しながら歩いて家に帰る律ちゃん、お疲れ様でした。

もちろん家に帰ってみたら澪ちゃんがいなくて「残念」と思うと同時に、
「…だったらいっときゃ良かったかな」
なんて不埒な事は律ちゃんは一切思ってません。ええ、そりゃもう。タブン

さて戻ってみると澪ちゃんがいなくて少し不思議に思う律ちゃんです。
澪ちゃんはいずこ?

それはまた次のお話でー。

「スカイハイ【5】」を読んで頂きありがとうございました。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【5】 - 10 -

Category : スカイハイ【5】
深夜三時を過ぎた頃、私はようやく住んでいるマンションに戻ってこれた。

疲れた体に鞭売って、恐る恐るの態で部屋の鍵を開けて中に入る。
ああ、きっと仕事で飲んでて夜遅くに家に帰って来た旦那の気持ちって、こんなものなんだろうな…なんて思いながら。

もう寝ているだろうと思い、なるべく音を立てないように入った部屋は真っ暗だった。
部屋に電気がついてない事に気付いた私は、珍しいなと内心で呟いた。
澪は怖がりだから、私の帰りが遅い日など部屋に一人で居る時は、眠る際にも電気はつけたままにしている事が多かった。いつもつけっぱなしで申し訳ないと、私に電気代の一部を払おうとしたくらいだ。

「…澪?」
暗闇の中、電気のスイッチをつけながら私は彼女の名前を呼んだが、返答はない。
「おかしいな、今日は来るって言ってはずだけど…」
大学が終わった後、少し残ってレポートを書いてからここに来ると昨日は言っていた。
私はバイトの後ですぐにライブに参加したから、朝出てから部屋には今まで戻っていなかった。

何か用事でも出来て家に戻ったのだろうか。だったら伝言か何かあるはずだ。
そう思い携帯を見てみるが、彼女からメールは来ていなかった。
部屋にもメモのようなものは残されていない。

理由はよくはわからないが、彼女は今日は来ていないようだ。
そう考えた私は、とりあえず私の方から彼女にメールを送った。
時間が時間だし、今日はもう返信はないだろう。
そう思った私は二時間以上も歩いた疲れが部屋に入った途端どっと出て、ベッドに倒れるように潜り込んだかと思うとそのまま眠ってしまった。

その日から澪とまったく連絡が取れなくなるなんて、私はその時思ってもいなかった。

To be continued…

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【5】 - 09 -

Category : スカイハイ【5】
「ちょっと、律!」
「今日は気分が乗らないんだ」
普段の私はこんなもんだろ、気分屋でいい加減でおバカな奴。
後ろから私の肩を触れた彼女の手を振り払いながら、私は吐き捨てるようにそう言うと後ろも見ずにさっさと店を後にした。

終電はとっくに終わっている時刻で、タクシーに乗る金なんて持っていない私。
結局大きな溜息を一つ零した後、とぼとぼと家までの歩く事を決めた。
幸い季節は秋の終わりと言ってもまだそれ程寒くもなく、比較的過ごしやすい日だったので、距離はともかくとして歩くのには支障はない。
それにしても、ここから家までさてどれくらいだろう。
たぶん二時間も歩けばなんとか辿りつけると思うけど…。

暗い夜道をひたすら歩く私は、今度絶対免許を取ろう…とかたわいもない事を思う。
でも車の維持費って大変なんだろうなぁ。
でもでも、車があったら澪と一緒にドライブしたりするなんてのもいいよなー。
そんな妄想をしながらも、私は内心では先程彼女が言った言葉を思い返していた。

- だって律、今まで散々いろんな子たちと遊んできたじゃない。

その通り。返す言葉もございません。
高校の卒業式で澪にフラれた(正確にはそれ以前の問題だけど)と思った時から、私の中でなんかタガがはずれちゃったというか。

まあ、こう言っちゃなんですけど。私は高校時代から結構モテてはいた方だ。
それは専門学生になっても変わらず、常に周囲には世話してくれる女の子に事欠かずというか、なんといいますか。学費以外の仕送りはほとんどない貧乏学生な私としましては、バイト代がつきた後もそんな女の子たちの善意?の援助でずいぶん助けてもらったものです、はい。

「今更真面目になります、なんて向いてない…か」
確かにそうかもしれない。まあ向き不向きはどうか置いておいたとしても。
真面目な頭の良い大学生で、根が純粋な澪と私がお似合いかと言われたら、絶対お似合いなんて言えやしない。
「わかってるんだけどさ」
根が単純で、ひたすら勉強苦手な遊びが大好きていうおバカ。それが私。

今日だってついさっき彼女が話掛けるまで、私は澪が家で待ってることがわかっていたのについつい楽しい方に流されまくってた。
なんだかんだいっても、あの手のバカ騒ぎが好きなんだよね、私は。
それもつい久しぶりに参加した事もあって、これまたタガがはずれてた。

ただ最悪彼女の誘いに乗るような真似しなかった事だけは、己の誉めてやりたい気分だ。
夜道をひたすら歩く私は、足が棒になるような疲労感を味わいながらも、このしんどさは先程までの私に対する罰にぴったりだ…なんて馬鹿な事を考えていた私は歩く事を止めなかった。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【5】 - 08 -

Category : スカイハイ【5】
「いや、本当に今日は用事があってさ。そろそろオイトマしようかと思ってたところ」
用事はあるっていうのは別に嘘じゃない。そりゃあもう大事な用が待っている。
ちょっと飲み過ぎて忘れそうになっていたけれど…。
ああ反省、大反省。澪、ごめん!

あくまでも私がその気がないとわかったのか。
彼女はかなり不満な態度を出しながらも、私の腕から手を離した。
「あ、いや、ほんと悪いな。また、今度さ…」
「そういえばちょっと聞いたんだけどー」
手を離してくれてホッとしたのも束の間、彼女は不満げに話掛けてくる。

「な、何?」
「なんか律、最近すごいつきあい悪くなったんだって?」
「そうでもないけど…」
「それってさ、誰か本命の子でも出来たから?」
言われて私はドキッと胸を一つ震わせた。

「いや、その…」
「そいういうの似合わないよね、律にはさ」
「え?」
「だって律、今まで散々いろんな子たちと遊んできたじゃない」
「…」
「だからさ。他の子たちだって、律はそういう奴だって思ってるからー」
ま、なんていうかしょうがないよねー…て、感じでナンパな処を多少許してたんだけどさ。
彼女はそこまで話すとテーブルに置いてあったグラスを手に取り、カクテルを軽く飲んだ。

「今更本命な子が出来たので真面目になります、なんて似合わないよねー」
「…」
確かに。高校を卒業してから今まで散々好き勝手してきた私だ。
誰とも本気にならなかったし、いつだって刹那な気持ちで適当にお相手を探してた。
一夜を共にした相手の名前すら、ちっとも覚えられない私だ。
今更何を言われても仕方ないだろう。…今日だって。
澪が待ってくれているというのに、さっきまではそれも忘れて飲みたいだけ飲んでた。

「…そうかもな」
「でしょ。だからさ、律。今日はさ、久しぶりだしパァーと派手に遊んじゃおうよー」
私の答えに満足したのか、彼女はまた私にしなだれかかってきた。
しかし私はすぐにその体を両手で押し返す。
「律?」
「悪いけど、今日は帰る」
私はそれだけ言うと椅子にかけていた上着を手に取り、さっさと歩きだした。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【5】 - 07 -

Category : スカイハイ【5】
「あ…」
「久しぶりー、律。元気してた?」
そう言って軽く手を挙げたのは、以前二人で飲みに行った事がある子だった。

「あ、ああ」
「もー、最近律すっかり真面目になったって皆が言ってたけど、本当なのー?」
私寂しかったんだからー、と言いながら彼女は私の腕に掴んでしなだれかかる。
「ちょ、ちょっと…」
「なにー、律。もしかして照れてるのー?」
いやーん、なんか純情ぽいじゃない、律ー。
とかなんとか言いながら、彼女は私から離れようとしない。

「なんか私たちお邪魔かなー」
「そ、そうかもしれませんね」
私に絡む彼女を見ながら、唯と中野さんの二人が目を合わせてそう言うと、そそくさとこの場を離れていく。
「じゃあ、そういう事で。りっちゃん、セッションの件忘れないでね」
「じゃあ…」
「ちょ、唯…」
暢気に手を振る唯と、軽く頭を下げる中野さんを止めようとする間もなく、私の隣にべったりと張りつく彼女が「ごめんねー」とか言いながら、二人に手を振っている。
それに「お構いなくー」とか、これまた能天気に答える唯。

「お、おい」
「律ー。私、久しぶりに二人きりで飲みたいかなー」
「いや、私はそろそろ帰ろうかと思っててさ」
唯たちが行ってしまった後、すっかり酔いも醒めた感じの私は彼女から離れようと試みる。
「えー、まだ早いよ」
久しぶりに会ったのに、それはないんじゃない、律。
そう言った彼女は非難がましい目で私を見ている。

「なんなら今日は朝までだって付き合うつもりよ、私」
音楽と人の話し声が混じり合った程良く混雑感のある店内で、私の耳元で囁くようにそう言った彼女の声が妙によく聞こえる。ああ、まいったなぁ。

「いや、そんな朝まで飲むなんてさぁ。ほら、終電もあるし…」
なんて言いながらも、ちらりと時計を見た私は終電なんてとっくに終わっている事に気付いていた。
「ちょっと。さっき言った意味、本当はわかってるでしょ」
ええ、わかってますよ。別にそんな意味で言ってるわけじゃなくて、深い意味だってことはね。
なんせ以前も彼女とはただ単に朝までずっと飲んでた訳じゃなくて、その…。

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ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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