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スカイハイ【4】-あとがき-

Category : スカイハイ【4】
急転直下で話は展開していき、晴れて互いの気持ちを知った二人。
律ちゃんは現在脳内で天使様たちからの祝福の花束を受け取るのに忙しいです。

さて思いもかけずにすんなりと澪ちゃんと恋人になれた律ちゃんですが。
「その後二人は幸せに暮らしましたとさ」
みたいにすんなりと、おとぎ話みたいにいくでしょうか?

それはまた次のお話でー。

「スカイハイ【4】」を読んで頂きありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【4】 - 10 -

Category : スカイハイ【4】
「わ、私も、その…好きだし」
「へ?」
「だ、だからー」
私も前からずっと好きだったんだ!
ちょっぽりやけっぱち気味にそう言った澪の顔は、さっきの比じゃないくらい真っ赤になっていた。

「え!?あれ、そそそそ、そうなの!?」
「…そうだよ、バカ律」
「えー!!」
顔を俯かせながらそう言う澪の耳は、頬と同じくらい紅い。
驚愕の事実に私は一瞬呆けてしまったが、澪の照れる様子を見ているとまたしても脳内でたくさんの天使様たちが、光と共に花を撒き散らしているイメージが浮かびあがってきた。
ハ、ハレルヤ!?

「澪ー!」
もうどうにも我慢できなくて、私は笑顔満面で澪に覆いかぶさった。
「ちょ、律!?、ちょ、ちょっと待った!バカ、い、いきなり…」
「もう無理、無理です!」
「何が無理なんだよ、きゃ!バカ、いきなり何を…」

いやいやいや、澪しゃん。
そんな長年?のお互いの気持ちがわかったからって、すぐにそんな変なことなんてしません。
もちろん我慢します、はい。あ、でもでもでもですね…。

「その…キスくらいは駄目ですか?」
必死に理性を取り戻そうとする私は、内心でぶつぶつとそう呟きながらも、とりあえずこれだけは…と聞いてみた。私の下に居る澪は一瞬目をぱちくりさせた後、ちょっと狼狽したように目を左右に動かしたけれど。

「…いいよ」
ますます顔を真っ赤にしながらも、ポツリと呟くようにそう言った。
澪から了解を得た私は、大喜びで彼女の唇にそっと自分のそれをあわせた。

澪の柔らかい唇を味わいながら、私は内心強く決意していた。
今までの事は心から反省しよう。そしてもう絶対ナンパな真似はしない。
他の女の子から誘われても断固断るぞ!…と。

「律…」
「澪、好き、大好きだ」
彼女を抱きしめながら、飽きずに何度も「好き」を連発する私。
そう、私はこれからは、いや、昔も今も澪一筋!
それにしても結構昔からそうだったのに、なんでこんな回り道を…とか思ったりしたけれど。
「私も、…好き」
かぼそい声ながらそう言ってくれる澪を見て、まあ終わったことはどうでもいいかとか思う能天気な私だった。

その日から、私と澪は恋人同士になったわけです。ハレルヤー!

To be continued…

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スカイハイ【4】 - 09 -

Category : スカイハイ【4】
最初はなすがままだった澪も、今は私の手の上に自分の手を覆うようにしてギュッと握ってきてくれた。それがいつもの肝心な時に出る、私のチキンな気持ちをなくし、勇気を与えてくれるような気がした。

「澪」
「…なに?」
「好きだよ」
「…」
「もうずっと前から好きだったんだ」
私はそう言うと、一旦澪から離れた。
澪の温かい手から離れるのは、すごく名残惜しいけれど。

「私は本気だよ。でも澪には澪の気持ちがあるから、押し付ける気持ちはないんだ」
だって私たちはまず女同士だし、澪がそれに抵抗があるのは当たり前だろうから。
まあ、私自身は軽い気持ちでもう何度も他の子たちと…と、そう思った瞬間、急に気分が悪くなってきた。

なんていい加減な奴だろう、私って。人の気持ちを適当に扱って。
本当に今更だけど、私はそう思いひどくいたたまれない気分になる。
なんだか胸が苦しい。澪と目が合わせなれない。
他にもいろんな感情が流れて、私の胸はますます痛んだ。

「律?」
「あ、いや。…でも澪はそんな気ないって事、わかってるから」
急にこんなこと言ってごめん。気持ち悪いよな、実際。
私はヘラヘラと笑いながら澪に謝った。

思えば大変なことを言ってしまったかも。普通引くよな。うん、引くわ。
もう澪がこの部屋に遊びにくることもないかもしれない。
ああ、だからそんなことにならないようにと今まで気をつけていたのに。
今更ながらにいろんな事が、猛烈な後悔となって押し寄せてくる。

「律、律ってば!」
頭を抱えてうーんと唸るばかりの私を、澪は少し大きな声で呼びかけた。
「な、何?」
「いきなり何頭抱えてるんだ、あと私の返答も聞いてよ」
「へ、返答?」
「そうだよ、一方的に自分の気持ちばっかり言ってさ」
「す、すいません…」
やっぱり引かれた…?
そう思ってズズーンと落ち込みかけた私に、澪のひどく躊躇いがちな声を聞こえてきた。

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スカイハイ【4】 - 08 -

Category : スカイハイ【4】
「澪」
私が名前を呼んでも、澪はまだそっぽを向いたまま。
「澪、こっち向いてよ」
「やだ」
「なんで?」
「…とにかく、やだ」
駄々をこねる子供みたいな言い方に、私はつい笑ってしまう。

私は一瞬躊躇した後で、強硬手段に取ることに決めた。
「澪ー」
後ろから澪の体を包むように抱きしめたのだ。
「ちょ!り、律!」
私の突然の行動に驚く澪の声を無視して、私はギュッと彼女を抱きしめた。
最初はちょっと文句を言いながらジタバタしていた澪も、しばらくして大人しくなる。

「澪、………好きだよ」
とうとう私は口にした。ずっと言いたかったこと。
卒業式で言えずに、ずっと後悔していた言葉。
不思議だ、今になってこんなにも素直に言えるようになるなんて。

「律…」
「卒業式の日、私はずっと澪を探してたよ」
あのまま何を言わずさよならしたくなかった、どうしても。
「でも臆病な私は、何も言えなかったよ」
何も言えず、ただ後ろ姿を眺めていただけの自分。

「なのにまだ諦めきれなくてさ、その後もなんとか会えないかなーて思ってた」
「…」
「澪の大学近くに住むことになったのは偶然だけど、内心ばったり会えないかなーなんていつも思ってた」
澪と同じ大学行ってる知り合い、誰か近くに居ないかなあーなんて思ったりして。
今思い出してみると、結構ロマンチストだな、私。

「実は昨年、澪の大学の学祭にもこっそり行ってみたんだ」
「え、そうなの?」
「うん」
偶然の出会いを心から期待したけれど。
「でも会えなかった」
「…」
「だからライブ前に唯の幼馴染が澪と同じ大学って聞いたときはもう焦ったね」
そうやって淡々と昔の話しながらも、私は澪を抱きしめている手を緩めることはなかった。

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スカイハイ【4】 - 07 -

Category : スカイハイ【4】
「その後も廊下の途中で、すぐに他の女の子たちに話掛けられてるし、タイミングが掴めなくて」
「そ、そうなんですか」
なんてこったい!そうだったんですか、澪しゃん!
澪の話を聞いて、今更ながらに猛烈に後悔する私。
ああ、やっぱりあそこは心を鬼にして澪を探しにいくべきだったって、あれ?

「いや、私も澪を探してたんだけど…」
「え?」
「でもなかなか見当たらなくて。外に出て体育館近くでようやく見つけたんだけど…」
「体育館、…ああ」
私に話掛けるのをもう無理かなと思い、澪は諦めてもう帰ろうと靴箱まで来ると、そこで部の後輩に呼び止められた。そのまま後輩と何となく歩きながら話していると、体育館の方に来てしまっていたのだそうだ。

「そうだな。諦めてたのに、そこで律と会えた」
「うん」
「でも律、結局私と話してる間も、女の子から声掛けられて」
「うぅ」
いや、それは私の責任では…、いや、責任か。
内心で言い訳しようとして、それを自分で否定する私。

「でもその時はまあ、しょうがないかって思った」
「なんで?」
澪の言葉に私は少し首を傾げる。
「だって律は学校の人気者だったもの。軽音部自体もすっごく人気あったし」
「そう?」
「そうだよ」
ふふ、と笑いながらそう答える澪。
へー、そうだったのか。いや、それなりにライブは好評を博していたと思っていたけど。

「気付いてなかったの?」
「うーん、そうだな。だから卒業式であんなに後輩たちからボタンせがまれるとは思わなかった」
私がそう言うと、澪は「鈍いんだな、律は」と言ってまた少し笑った。
「そ、そうかなぁ」
「そうだよ。…今だって鈍い」
「え?」
「…何でもない」
澪はそう言って私の手を離したかと思うと、ぷいっと顔を私から背けた。

澪のそんな仕草を見た瞬間、私の中で何かがプチッと切れた。

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ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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