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スカイハイ【3】-あとがき-

Category : スカイハイ【3】
急速に澪ちゃんと仲良くなった律ちゃん。
律ちゃんはものすごく嬉しい半面、互いの立場の違いに多少引け目を感じています。

それに澪ちゃんと仲良くなってハッピー全開!…とはいえ。
急に今までの生活パターンを変える気にはなれない律ちゃんです。
そんな律ちゃんと真面目な大学生澪ちゃんとの今後ですが。

それはまた次のお話でー。

「スカイハイ【3】」を読んで頂きありがとうございました。


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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【3】 - 09 -

Category : スカイハイ【3】
そう考えながら、そういえば昨日の夜から携帯を一度も確認していない、という事に気付いた私。
鞄の横に入れたままだった携帯を取り出して、画面を確認する。

「あ」
澪からメールが来ていた。時刻は昨日の夜、ちょうどクラブで飲んでいた頃くらいだ。
大音量の音楽がずーと鳴り響いていた場所にいたから気付かなかったんだな、きっと。

メールの内容はたわいもないものだった。
あんましゲームばかりしちゃだめ。夜更かしするなよ…とか。
大した内容ではないけれど、それでも読んでいる間の私の頬は緩みきっていたに違いない。
メールの最後には「明日は講義が午後まであるので、泊まりに行ってもいい?」と書かれていた。

「もちろんOKですよ、澪しゃん!」
私は慌てて澪にメールを返そうとした、のだけど。
「昨日すぐに返信できなかった理由を何にしよう…」
ふとそう思いつくと、ボタンを打つ指が止まってしまった。

別に澪と私は恋人同士でもなんでもないけどさ。
でもまさか、「昨日は会ったばかりの女の子とベッドの中で楽しくやってて、メールに気付かなかったよーキャハ♪」…なんて書く訳にはいくまい、当たり前だが。

適当に誤魔化そうと思った私だけど。
すぐにはうまい理由も思い付かず、しばらく返信する事が出来なかった。

To be continued…


テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【3】 - 08 -

Category : スカイハイ【3】
ようだ…と過去形にしたのは目が覚めると、隣に女の子が眠っているのを見たから。
もちろんただ眠っていただけじゃなくて、女の子は生まれたまんまの姿だった。

「…うーん、久々にやってしまったようですな」
はっきりとは覚えていないが、まったく覚えていない…とも言えない。
仮に一欠片も覚えていないとしても、この状況が多少の記憶の欠落などさして問題ではないことを示してくれる。一応私は上にシャツを着てるけど。…あんまし関係ないかな。

とりあえず隣で眠る彼女を起こさないよう、私はそっと起き上がって服を着る。
鞄からいつも持ち歩いているメモとペンを取り出すと、私は泊めてもらったことに対する簡単な感謝の言葉を書いて近くのテーブルに置いた。
「お邪魔しました…」
小声でそう言いながら、ドアを開けて一宿の恩義ある家からそそくさと出て行った。

***

家に帰った後、まだ少し朦朧とする頭を熱いシャワーで覚醒させる。
ようやくすっきりとした気分になってバスルームから出た後、冷蔵庫からジュースを取り出した。
それを飲みつつ、私は少し昨日の己の行動を反省していた。
「やっぱ、ああいうのはもう止めないとなあ…」
わかってはいるんだけど。どうもお酒が入ると気が大きくなるというか。

「…こんなん澪にバレたらまずいよね」
奇妙な罪悪感が、私の心にふつふつと湧き起こる。
別に澪は私の恋人でもなんでもない、只の友達じゃないか。
そうは思っても、どうにも消せない背徳感。澪に再開する以前にはまったく抱かなかった感情。

将来のことなんて適当、まだなーんも考えてなくて。
どこか刹那的に好きなバンドの練習とライブをしたり、あとは生活費というよりどちらかと言えば遊ぶ金欲しさのバイト。飲みに行ったら行ったでファンの女の子(昨日の子は先輩のバンドのファンだと思うけど)に手を出しちゃう、軟派でいい加減な自分と。

真面目で慎ましくて、夜にバーやクラブをハシゴしちゃうようなことはもちろんせず。
大学に通ってきちんと勉強し、有名大学に在籍する将来有望な大学生の澪。

なんか違いすぎるよ、これ。

せっかく友達に、…いつも泊まりにくるくらい仲良くなれたのに。
最近どこか妙な引け目を感じてしまう。
「うーん、その反動でつい昨日あの子と…」
なんて言い訳がましい言葉を口にする私。まあ、今更後悔してもしょうがないか。

「…今日は澪、どうするのかな」
もし泊まりにくるなら携帯に連絡がくるはずだ。
といってもまだ朝早いから、連絡がくるとしてもまだもう少し先のことだろう。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

スカイハイ【3】 - 07 -

Category : スカイハイ【3】
「うん…」
「うん、それに私も明日は先輩たちのライブがあるから、夜はいないし。ここで一人で居るのも怖いだろ。明日は家に帰ったほうがいいよ」
私はそう言いながらも、本当は澪が泊まりたいと言うなら、先輩のライブもちょろっと義理程度に見てすぐに帰ろうか、なんて思っていた。でも私はそれを口には出さなかった。

澪は最近はうちにずっと泊まっていた。それは私的には、非常に嬉しい事だけど。
私は澪の家の人がそれをどう思っているか、少し心配になっていた。
今まで澪の話の中で出てきた彼女のご両親は、ちょっと厳しい感じみたいだったから。
別に彼氏の家に入り浸って帰ってこない娘を心配する…という訳じゃあないけど。
やっぱり心配されているんじゃないかなあって。

「…そっか。じゃあ明日は家に帰るよ」
「うん。また講義が遅くなる日は連絡してよ。いつでも泊まりにきたらいいよ」
澪は「ありがとう」と言ってまたカレーを食べ始めた。
私も何事もなくカレーを食べていたけれど、明日は澪が居ないのかと思うとちょっと残念な気持ちになる。ここ最近は頻繁に会っていただけに、なんだか寂しい気持ちが抜けない。

ただそうは思っていても、澪の前では平然とした様子を崩す事はなかった。

***

今日はどうせ家に帰っても澪が居ないしなー。
そう思った私はライブ終了後、先輩たちやファンの人たちと一緒に以前のように飲み歩いた。
ライブハウス近くにある、音楽がガンガン掛かっているバーに入って時間を気にせず、ひたすら皆と一緒に飲み騒ぐ。唯も途中までは一緒だったが、終電前には店を出て帰ってしまった。

「りっちゃん、帰らないの」
唯が帰る前に一度私にそう聞いてきた。
「今日は朝までコース!」
グラス片手に陽気に私はそう答えた。
今日はどうにも帰る気がしないのですよ、唯さん。
「ほどほどにね」と苦笑いを浮かべながらそう言った唯に、「ういーす」と能天気に答えた。

バーで音楽に合わせて踊っていた私は、ちょっと疲れたので休憩ーと言って座って飲み直す。
しばらく一人で飲んでいると、隣に座ってきた女の子がなんやかやと私に話しかけてきた。
その時話した内容なんて、今となってはさっぱり覚えていないけれど。
酔いが回っていた私は、それなりに陽気に応えていたことぐらいは、なんとなく覚えてる。

二次会、三次会へと進む中、私はその子とずっと一緒だった。
いつのまにやら一緒に飲んでいたメンバーから離れ、私はその子の部屋に来ていた。
なんともふらつく頭を抑えながら、私は順を追って昨日の事を思い出していた。
どうやらバーで知り合った女の子の家に泊めてもらった…ようだ。

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スカイハイ【3】 - 06 -

Category : スカイハイ【3】
初夏を迎えた頃。
私は相変わらず学校やライブ、バイトに明け暮れる日々を過ごしていた。
ただそれ程変わらないように見える私の能天気な毎日も、今は少し変わってきている。

「律ー、今日はカレーでいい?」
「んー、何でもいいー」
最初は遠慮気味だった彼女も、私が「全然気にしなくていいから!」と何度も言い続けた甲斐もあって、最近はしょっちゅう泊まりにくるようになっていた。
泊めてもらってばかりで悪いから、と最近はよく料理もしてくれる。
私もお返しによく作っているけれど。
「料理は律の方が断然上手だから、私が作るのはちょっと気がひけるけど」
澪はそう言ってくれるけど、澪が作ってくれる料理だって充分おいしいけどな。

あ、ちなみに私たちはお互いを名前で呼ぶようになっていた。
てゆうか。私がそうしようって提案したのだ。
だっていつまでも「秋山さん」とか「田井中さん」なんてどっか他人行儀じゃん。
本人曰く「私、あんまり友達を名前で呼んだりしたことないから…」と言って最初は照れて言いにくそうだったけど、今ではすっかり慣れたようだ。

「でも真鍋さんのことは和って呼んでたじゃん」
「あれは…和がそう言ってね、と会ってすぐにそう言ってきたんだ」
澪が躊躇している間もなく「私も澪って呼ぶわね」と宣言されたらしい。
意外に強引だな、真鍋さん。さすが天然マイペースの唯の幼馴染だけはあるな。
…てか私もそのテでいけばよかったかな。

ある意味さっぱりとした強引さで、さりげなく澪と仲良くなった真鍋さん以外は、元来人見知りの性格のためか、大学でもそれほど仲の良い友達はいないらしい。もったいない。
澪は頭も良くて親切で、根は優しい素敵な女の子なのにな。
ま、確かにちょっと大人しい処もあるけどさ。

そんな風に、他人とはちょっと線を引きがちな澪だけど、そんな彼女が私と仲良くなってくれたのはやっぱりすごく嬉しい。独占欲ってやつですか。それがなんか満たされる感じ。
そんな事で気分が良くなるのは、いいことじゃないてわかってはいるんだけどね。

「澪、明日の講義は何時から?」
「明日は午前中だけだよ」
澪が作ってくれたカレーの味を満喫しながら、私は明日の予定を聞いていた。
一専門学生の私に大学の講義とか勉強のこととかはよくわからないけれど、大学生もそれなりに忙しそうだ。でも、明日は午前中だけか…。

「じゃ、明日はうちにこないで、家に帰る?」
「あ、…うん。そうだね。いつもお邪魔してたら律にも悪いし」
「あ、いやいや。別にうちにくるのはいつでも構わないよ、本当に」
ただ午前中で終わるなら、ゆっくり家に帰っても遅くはならないだろうから、そうするかなって思っただけで。私は慌ててそう付け足した。
気を使って家に来なくなられては元も子もない。

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ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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