スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

奏でるもの -あとがき-

Category : 奏でるもの
いつか5人が揃っていままで誰に使えなかった強力な魔法を「セッション」できたら
いいなあと妄想して話を書き終えました。

裏設定として、ユイは見た目は16歳ですが本当はとても長生きしています。
そのせいかいろんな事をぽろぽろ忘れていきますが、集中すると人の倍以上の
能力でいろんなことができるようになります。が、長続きはしません。

あずにゃんは魔法使いに代々仕える由緒正しき使い魔の一族。
使い魔といっても優秀な彼女は時と場合によっては魔法使いのユイや、ムギより
魔法を行使する事ができますが、基本的には唯の命令(泣き落とし?)がない限り、
魔法を使ったりしません。但し演奏は好きです。

漫画でもアニメでも完璧超人のウイちゃんは、この世界ではすごい魔法使いに
なってそう…。でもほとんど使わず毎日フツーに家事しているような。

「奏でるもの」読んでいただきありがとうございました。
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

奏でるもの -8-

Category : 奏でるもの
ドアの横に看板を立てて……できたー!
「ようし今日からお店再開、再オープンだよー、あずにゃん!」
ニャーといつもの興味なさそうな声であずにゃんは鳴いた。
お姫様を連れ戻す事ができなかったのでご褒美を貰い損ねたけど、なんとかお店はオープンする事ができた。
これからどんどん稼いじゃうよー。
ミオちゃんは結局リッちゃんの説得(プロポーズ?)に応じて一緒に森の中の魔法使い、私の従姉妹ムギちゃんのお弟子さんになって魔法の修行をしてる。
ムギちゃんの話では二人共とても筋がいいらしい。
3人で楽しく「セッション」していると書かれた魔法の手紙がつい先日届いた。
セッションかあ。

…そう。私達の一族は魔法を楽器で演奏してはじめて魔力を発揮する。

それぞれ自分が選び、適性に合った楽器を使いその「奏でる音」によって魔法をかける。
簡単な魔法なら楽器を使わなくていい場合もあるけど。
魔力を帯びた「音」が揃えば、とても大きな魔法を使うことができるようになるらしい。
私はまだあずにゃんと二人でしか音を合わせた事がない。
「音を合わせる」という事はとても難しく、なかなかそううまくいかないんだよね。

それにしても…、うん、良かった。
お姫様と兵士さん。
本当ならいつまでも一緒にはいられなかった二人が幸せそうならそれに越した事はないよね。たぶんムギちゃんはムギちゃんで、いろいろ幸せだろうし…。
私もしばらくはこの町で商売をしていくつもり。
久々に来たこの町は至る所で魔法溜まりを感じる。そんなところには魔法のトラブルや相談事が多いのだ。これなら繁盛しそう。
「頑張ろうねー、あずにゃん!」
ニャァ~と面倒くさそうにあずにゃんは一つ欠伸をすると、クッションの上で丸くなって眠ってしまった。

end

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

奏でるもの -7-

Category : 奏でるもの
「イツー、ほんと昔と変わらないなあーミオは!」
ようやくミオちゃんから解放され涙目で頭を抑えるリッちゃん。どうやら慣れているのか痛そうにしていてもあまり堪えてないみたい。すごいね。
「ほんとうに、もう…心配したんだからな…」
さっきまでの勢いはどこへやら、ミオちゃんは急にグズグズと泣き始めた。
「泣くなよー。あいかわらず泣き虫だなーミオは」
誰のせいだ!と怒鳴るけど、泣きながらなのでさっきみたいな迫力はない。
泣いているミオちゃんの頭をなでて落ち着けようとするリッちゃん。
「…ミオに話しておきたかったけど、話したら反対するだろ」
「グス。あたりまえだ」
「ごめん。泣かないでよ」
「本当に、本当に心配したんだからな…」
「本当にごめん。落ち着いたら連絡するつもりだったんだ」
リッちゃんがミオちゃんをそっと抱きしめた。ん?

「それにここに来たら政略結婚だってしなくていいわけで。もうお姫様でもないし」
「え?」
抱きしめられてちょっと照れながらもリッちゃんを見つめるミオちゃん。あれ?
「そしたらミオと離れなくていいだろ」
「リツ…」
「だからさ、ミオもここで暮らそうよ」
「ええ、何、冗談言って…!」
「冗談じゃないよ。そのつもりだったんだ。ここはいい所だよ。花も綺麗だし、猫だっていっーぱいいるんだぞ。ミオも絶対気に入るよ。だからさ」
「リ、リツ…」
「ずーと一緒にいよ。今までみたいに」
ああ、そういう事ですか…。
「お二人はそういう仲だったんですねー」
あずにゃんが全て納得しましたーてな顔をした。
その表情は二人が幸せそうなのでちょっと嬉しそう。
うん。政略結婚なんかより好きな人と一緒にずっといたいよね。
「ねっ、あずにゃん!」
「な、なんで私に聞くんですか!」
「まあまあ」
コロコロと笑うムギちゃん。
しかしムギちゃんがリッちゃんをお弟子さんにした理由がちょっとわかったような。
この展開を望んでいたんだよね。
昔からムギちゃんは女の子同士が仲良くしているのをみるのがとっても好きだから。
リッちゃんにミオちゃんの事も聞いていたに違いない。あいかわらずだよね~、むぎちゃん。
「何か言った、ユイちゃん?」
「ううん、別に~」

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

奏でるもの -6-

Category : 奏でるもの
「本当にご無事で何よりでした。城のみんなも心配していますよ。それで魔法使いはどこに」
左手で剣の柄を握り警戒するように辺りを見回すミオちゃんに、リッちゃんは不思議そうな顔をした。
「ミオ、何か勘違いしてない?」
「え?」
「私は自分の意思でここに来たんだぜー」
「は?」
「だってお城の中ってすんごい退屈じゃん。町に出て遊んでた方が楽しいもんなー」
でも町にいればすぐにお城の兵士に王の命令で連れ戻されてしまう。そしてまたつまらない礼儀作法とか、歴史の勉強をさせられるのはもううんだりだよう。
リッちゃんは本当に嫌そうに顔をしかめてる。
おまけにそろそろお年頃とかで、お約束の政略結婚の話が進んでいたのに気付いてどうしようか悩んでいたところ、偶然町であった魔法使いにお願いして弟子入りさせてもらいここに連れてきてもらったのだそうだ。

「弟のサトシが立派に後を継いでこの国を守るので、姉上はどうぞお好きにって言ってくれたし」
まあ、私がいなくてもたいして問題ないと思ってさー、とケラケラと笑うお姫様。
なんとなくあっけに取られる私達。
「いいんですかねー」
根が真面目なあずにゃんがちょっと呆れ顔。
「いいんじゃないかな」
自分の気持ちに正直に生きなきゃ。ねっ。
「リツさん。どなたかお客様?」
「あ、師匠」
花畑に中央に薄茶色の髪の長い女性が不意に現れた。
「あれ、ムギちゃん」
「あら、ユイちゃん。アズサちゃんも。久しぶりね」
ムギちゃんだー。久しぶりに会った~。思わず嬉しくて抱きついちゃった。
相変わらず綺麗だし、そのちょっと太い眉毛も変わんないねー。
「何か言った、ユイちゃん」
「別にー」
「ユイ先輩。嬉しいのはわかるけどちょっと離れて。お久しぶりです、ムギ先輩」
いつまでもムギちゃんにくっつく私を強引に引き離して礼儀正しく挨拶するあずにゃん。
「お久しぶり、アズサちゃん。あらあら、やきもち?」
「違います」
「え、知り合いなの?」
ミオちゃんが私達を交互に見る。
「ムギちゃんは私の従姉妹だよ」
私と同じく由緒正しい魔法使いの家系の魔女。でも私よりずーと優秀な魔女さんだよ。
「親戚?魔法使いの一族なんだ」
リッちゃんがふむと頷いた。

「とにかくミオ。私は城には戻らない。ここで師匠に魔法を習っておもしろおかしく生きていくんだ。私はそう決めたんだー!」
私達が久しぶりの再会を祝っていると、リッちゃんがミオちゃんに向かってとても楽しそうにそう宣言した。
「…それってもう私達と同じ平民になるって事ですか?」
ミオちゃんが慎重にお姫様に確認する。
「そう!」
「………」
一瞬の沈黙。しばらくして小さく唸るような声が私達の耳に聞こえてきた。
「ミオ?」
お…。
「お?」
「おまえは…いつもそうだーー!!」
ドゴ!!大きく響く打撃音。ミオちゃんの鉄拳がリッちゃんの頭上に綺麗にクリーンヒット!
「イッター」
両手で頭を押さえるリッちゃん。い、痛そう…。
殴った後そのままリッちゃんの胸倉つかむミオちゃん。
「おまえは昔からそうだった!さんざん好き勝手して、皆に心配かけて!少しは周りの迷惑も考えろー!!」
両手で相手の胸倉つかんで体をガタガタ上下に揺らす一兵士さん。
「ミ、ミオ、ギブギブ…」
顔が青色になってギブアップ宣言する元お姫様。
ミオちゃんのあまりの迫力に思わずびっくりして、瞬時に二人から距離をとって抱きあう私とあずにゃん。
「あらあら」
笑ってそれを見ている余裕のムギちゃん。ほんと、変わらないね。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

奏でるもの -5-

Category : 奏でるもの
「あー、この子もかわいいー」
そういって嬉しそうに灰色の猫ちゃんを抱っこするミオちゃん。…立ち直り早いね。
「って、こんな事してる場合じゃない。ゆ、唯って本当に魔法使いなんだ!それからその子は…」
あずにゃんを不思議そうに見るミオちゃん。
まあ、猫からいきなり人間になったら誰だってびっくるするよね。
「あ、どうも、驚かせてすいません。私、アズサと言います」
礼儀正しく頭を下げて挨拶するあずにゃん。
「ど、どうも」
「あずにゃんはねー」
私があずにゃんがなぜ猫なのか、あれ人間なのか、かな?それとも猫人間?

いやいや、とりあえず説明をしようとした時、花畑の向こうから誰か居るのに気付いた。
「気をつけて、唯。魔法使いが近くにいるかも!」
「え、私の事?」
「違います、先輩。この場合お姫様を誘拐した魔法使いの事でしょ」
あー、なるほど。納得して花畑の向こうに居る人に目を向けると急にミオちゃんが「あ!」と声をあげた。
「姫様!」
ふぇ?
「あれー、ミオじゃん?」
ゆっくり私達の方にくる女の子は、黄色のカチューシャで明るい茶色の前髪をあげていて背は私と同じくらい。お姫様だから素敵なドレスでも着ているのかと思っていたけど、ごく普通のゆったりとして動きやすそうな服を着て、手にたくさんの花を持っていた。
さっきまで摘んでいたのかな。

「リツ様、ご無事で」
ミオちゃんはとっても安心したように、目にはちょっと涙を浮かべてお姫様に近寄った。
「そんなに心配してくても大丈夫だよー。ところでそっちの子達、誰?」
なんとも飾りっ気のないお姫様だなあ。
「なんか、お姫様っぽくないですね」
あずにゃんも同じ事を思っているみたい。
とりあえず一国の姫君。ちゃんとご挨拶しておきましょーか。
「初めまして、王女殿下。私はユイ・ほわほわ頭・ヒラサワと申します」
私はスカートの裾をちょっとつまんで足を組み、頭を軽く下げる。
「私はアズサ・ナカノと申します。」
あずにゃんも私と同じように挨拶した。
「私のことはリツでいいよ~。初めまして。ほわほわ…ちょっと変わったお名前だなあ」
でも素敵だね。とお姫様は付け足した。
「んじゃ、リッちゃんって呼んでいい?」
「おおーいいよ~」
気さくなお姫様は笑うとなかなかキュートで可愛い。
ミオちゃんは凛々しくて素敵で、でもちょっと怖がりで可愛いものが好きな乙女な女の子。
リッちゃんはちっともお姫様っぽくないけど、いたずらっ子のような笑顔が素敵な明るい親しみやすい女の子だ。
「ミオさんとリツさん、逆だったら違和感ないのに…」
あずにゃんがポソっと呟いた。あはは。確かにそうかもねー。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。