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追憶の紋章 【Last】 追憶の紋章 -あとがき-

Category : 追憶の紋章【Last】
いやー、やっと終わったー!!いやもう、大満足す!
…て自己満に浸って申し訳ないですが。
なんか今回はすごく疲れた気がしました。書くのは楽しかったんですけど。

このお話は本当にファンタジー小説ぽいのを意識しておりました。
ちゃんとした設定を盛り込み、そんできちんと書いてみたいなーとか思いまして。
…て、これじゃあ他の話を適当に書いてるみたいに聞こえるな。
いえ、他のもちゃんと書いてますよー。マジマジ。

いろいろ裏設定考えておりましたが、なんとか本編に盛り込めたかと。
その裏設定なるものを、ちょっぴり付け足しておきますと。
ユイちゃんの正体はリッちゃん見破った通り、生き残ったドラゴンです。
但し正確にはドラゴンと人間のハーフですが。
同じドラゴンと人間のハーフである、生き別れた妹を探して彼女は旅をしています。
(しかしそれを結構忘れたりするユイちゃん)

妹を探す為の手段の一つとして、ユイちゃんは「光の賢者」の弟子になって魔法を覚えようとしたのですが。覚える端から忘れていくのは、ドラゴンの性質か単なる彼女の性格による故か。それははっきりしていません。
そんな彼女を、「光の賢者」の最後の使い魔であったアズサちゃんは、何となく放って置けなくてもう長いこと一緒に旅をしています。

ちなみに三人の弟子たちには、それぞれ「賢者」の通り名があります。
ノドカちゃんは「森の賢者」、ムギちゃんは「風の賢者」。
そしてユイちゃんは「忘却の賢者」です。
三人はそれぞれ自分自身の目的を果たそうとしながら、師の仕事も受け継いでいます。

実は「光の賢者」であるお爺さんは、昔帝国に仕えた魔法士で。
ドラゴンを操る魔法石を生み出し、それによって竜騎士を作り出した張本人。
…みたいな設定も考えてたり。
お爺さんは後になって、魔法石を作った事を後悔するのですが。

最初は7話くらいが前半で、残り7~8話が後半で終わりかな?とか予想してたのに。
いろいろ妄想してたら、話が盛りだくさんになっちゃった。テヘ。
しかしちょっと自己満足に走りすぎたかなー、とか今は反省していたりと。
律澪ジャスティスサイトなのに、彼女たち二人をうまく前面に出せてないような。
…とか書きながら悩んだりしましたが。
ま、いいかテヘヘッ(*゚ー゚)>←と、開き直ってなんとか最後まで書けました。

とにかく最後まで挫けず何とか書けたのは、皆様からのたくさんの拍手と頂いたコメントのお陰です!本当にありがとうございましたー!!!

さて、15HIT記念SSはこれにて終了です。
島で新しい生活を始めたリッちゃんとミオちゃんの許に、いつかユイちゃんやアズサちゃん、そしてムギちゃんやノドカちゃんも含め、皆で午後のティータイムを楽しむ光景を想像しながら、お話はここで終わります。

「追憶の紋章」を最後まで読んで頂き、ありがとうございましたー!
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

追憶の紋章 【Last】 追憶の紋章 -14-

Category : 追憶の紋章【Last】
「おっと、焚火は消してしまわないとな」
アズサを連れて家に帰ろうとした時、私はふと目の前の焚火に気付いた。
あらかじめバケツに組んできていた水を火にかけようとする前に、私はポケットに隠しておいた白いハンカチを思い出した。

「リツー」
「あー、すぐ行く」
アズサと共に少し先を歩くミオにそう声を掛けながら、私はすばやくポケットからハンカチを取り出して、焚火に中に落した。
白いハンカチはみるみる内に黒く焦げて、炎の中に消えていった。
「…ごめんなさい」
せっかくプレゼントしてくれた公爵の令嬢には申し訳なかったけれど。

私はもう過去を思い出すつもりはなかった。

近衛騎士でもなければ、ドラゴンを倒した英雄でもない。
もちろんミオも、一国のお姫様とは違う。
今は平凡なパン屋の二人。ただのリツと、ただのミオ。いや…。
「今、行くよー」
考えながらも、少し前を歩く二人に声を掛ける。

私にとって、ミオは只のミオじゃない。私の愛する、唯一人の人だ。
願わくは彼女にとっても、私が「唯のリツ」ではありませんように…。

火の始末をした私は、少し小走りになって二人の後を追う。
紅に染まる地面に、二人と一匹の猫の影が大きく伸びていた。
「遅いぞ」
「悪い、悪い」
口ではそう文句を言いながらも、ミオはそっと私の手に自分の手を重ねた。
「帰ろ、リツ」
ミオはそう言って、私の手に軽く触れる。

恥ずかしがり屋なミオにしては、それは珍しい行動だった。
ミオのすぐ側には、アズサも居るというのに。
しかし私はそんな思いは少しも出さず、彼女の手を取りギュッと握り締めた。

…これからもずっと、こうやって彼女の手を握って生きていきたい。

けっして過去は忘れはしないけれど、過去に捕われる事もない。
ただ今は、彼女と共に未来だけを見て生きて行きたい。

「うん、帰ろうミオ。私たちの家に」
ミオの肩に居るアズサの頭を軽く撫でながら、私は心からそう願っていた。

end

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追憶の紋章 【Last】 追憶の紋章 -13-

Category : 追憶の紋章【Last】
「私が島に行くと言ったら、ぜひこれをミオさんに渡して欲しいと」
「ムギが…」
ミオは手紙をギュッと両手で持つと、大事そうに胸元へと持っていく。
数年ぶりに聞いた懐かしい親友からの手紙をもらい、ミオはとても嬉しそうだった。

「ムギは元気にしてる?」
私がそう聞くと、アズサは「ええ」と言って顔を一度頷かせた。
「今は神官騎士のサワコさんのお邸で、メイド長みたいなことしてますよ」
「は?メイド?」
「ええ、楽しそうでしたよ」
「………へー」
何をしてんだか、ムギの奴。

「いつか必ず会いに行くわ、そうミオちゃんに伝えておいて…と」
「ムギ…」
「良かったな、ミオ」
「リツ、うん、うん!」
嬉しさからか、ほんの少し泣いてしまったミオの頬に優しく手で触れて涙を拭う。
彼女に笑いかけながら、私自身もいつかムギに会えるのが楽しみにしていた。
きっとそれは遠い日のことじゃない。

「そうさ、いつか五人一緒にうちでお茶を飲もう」
ミオが焼いたパンやケーキを食べて、皆で楽しくお喋りでもするんだ。
「きっと話すことが多すぎて、一日じゃあ終わらないぞ」
「本当だな」
「そうですね」
私の言葉に、ミオもアズサも笑って同意してくれた。

「さあ、とにかく今はうちで物忘れの激しい魔法使いの到着を待とうとしようか」
「あはは、そうだな」
「どうもすいません…」
猫の姿で恐縮するアズサを見て、私とミオはちょっと笑う。
そうだ、きっとそんな日はもうすぐ来る。

私たちはまたすぐに会える!

私とミオが住む家に、いつか五人揃ってお茶を飲みながら楽しくお喋りを交わす。
そうだ、その時はノドカも呼ぼう。そして町の人たち、ユイたち皆を紹介するんだ。
私たちの大事な友達です、て。
私はそう思うと、その日が楽しみでしょうがなくなった。

…気付けば空はもうだいぶ紅く染まってきていた。
太陽は海へと静かに沈んでいく中、私はひどく楽しい気持ちになりながら、夕日に染まる空を遠く眺めてみた。

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追憶の紋章 【Last】 追憶の紋章 -12-

Category : 追憶の紋章【Last】
「そうだよ、それがいい。…そういえばアズサ、お腹は空いてない?」
ミオもさっきの私と同じように、アズサの肩に優しく触れながらそう聞いた。

「え?」
「良ければうちのパン食べてってよ。温かいミルクでも飲みながらさ」
「で、でも…」
「いいから、いいから。ミオの焼くパンは町でも結構評判いいんだ」
「えへへ、それ程でもないけど。でも良かったら食べてみて」
「…いいんですか」
「もっちろん!アズサからお味の方はどうだったか、ぜひ聞いてみたいよ」
「ミオさん…」
「よし、そうと決まればさっそくうちに行こう。うちでのんびりユイの奴を待ってればいいさ」
どうせユイのことだからさ。焼きたてのパンの香ばしい匂いを嗅ぎ分けて、ふらふらとやってくるに違いないんだから。
私がそう言うと、アズサはクスクスと笑い出した。

「まあ、そうかもしれませんね」
「そうそう。さあ、行こうアズサ」
「…アズサ、なんなら本来の姿に戻ってくれてもいいんだぞ」
アズサの本当の姿は猫だ。だとしたらずっと人間に変化しているのも大変だろう。
私の言葉にアズサは一瞬考えこむような顔をしたが、すぐに表情を和らげたかと思うとポンとまた音を立て、煙と共に猫の姿に戻った。

「やっぱり可愛い!」
そう言って猫になったアズサを抱きかかえるミオ。
「ほらミオ。あんまり力を入れるとアズサが苦しいだろう」
「あ、ご、ごめん」
「だ、大丈夫ですよ、ミオさん。でも、ちょっと移動させてもらって…」
そう言うと、アズサはミオの肩の上に器用に乗った。

「よし、行くぞ」
「うん」
「じゃあ、お言葉に甘えてお邪魔させて頂きます。…あ、そうだ」
ふと何かを思い出したのか、猫の姿のまま魔法の言葉を唱えるアズサ。
詠唱が終わると同時に、アズサの口元に手紙が現れた。
「ん、これは…?」
ミオがアズサから手紙を受け取る。
「ムギさんからの手紙です。預かってきました」
「え!?」

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追憶の紋章 【Last】 追憶の紋章 -11-

Category : 追憶の紋章【Last】
「二人に会いに行くって言って、ノドカさんの家を出て行ったらしいんです」
ユイが、私たちに会いに?
「もう着いているだろうと思ってたんですけど。…まだ、みたいですね」
私たちの様子を見て、アズサはすぐにユイがまだここに来ていないことを理解したようだ。
「てっきりもうここに来ていると思ってたけど」
まだどこかで道草くってるのかなあ、ユイさん。
アズサは少し呆れ顔になって、軽くため息を吐きながらそう言った。

ユイが、ここに来る。
呆れた様子のアズサを見ながら、私は内心でゆっくりとそう呟いた。
なんてタイミングなんだろう。
私が願った途端に、アズサがやってきてそう言うのだから。

ユイ。お前はやっぱり私の願いを叶えてくれる、偉大な魔法使いだよ。

私はそう思うと、嬉しい気持ちが胸一杯に広がっていくのを感じていた。
…しっかしユイの奴。やっぱり今まで私たちの事、忘れてたな。

「仕方ないですね。私、ちょっと島の入り口に戻ってみようかと思います」
お邪魔しました、と言って私たちから離れようとするアズサの肩に、私は優しく触れた。
「リツさん?」
「大丈夫だよ、アズサ」
ユイは必ずここに来るよ。
不思議そうに私を見るアズサに、私はそう言って笑いかけた。

「でも…」
「ユイのことだから、もう少ししたら『お腹減ったー、リッちゃん』とか言って姿を見せるさ」
私は確信していた。ユイがここに来ることに。
「だからアズサは、私たちと一緒にのんびりと待ってればいいんだよ」
私がそう言うと、ミオも嬉しそうにアズサを見ていた。

だって、私が願ったから。
会いにきて欲しい…と。
彼女と「契約」を交わした私が、心からそう願ったのだから。

「ユイは必ず、私の願いは叶えてくれるはずだから」
「…リツさんの、願いですか」
「そう」
だからここでしばらく待っていればいいよ、アズサ。
そう言いながら、私はアズサの肩を一度ポンと優しく叩いて手を離す。
「とりあえずここまで来るの大変だったろ。ちょっとうちで休んでいきなよ、アズサ」
さあ、と言って私はアズサの背中を軽く押した。

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書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
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ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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