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いいなづけ 最終章【Last5】 - あとがき -

Category : SS( いいなづけ 【Last-5】 )
残業や付き合い酒で遅くなった旦那を待つ新妻。
みたいな気分を早くも味わう澪ちゃんです。

さらにムギちゃんの失恋(かどうかは微妙)や唯ちゃんのおかしな態度。
梓ちゃんの進学問題に、いきなりの告白…と。
いろんな事が急激に起こって、澪ちゃんはちょっと困惑中です。

そんな(未来の)妻の心情も知らず、律ちゃん只今絶賛バイト中w。

いいなづけ 大学生 秋山澪の場合【Last5】」読んで頂きありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

いいなづけ -08- 大学生 秋山澪の場合【Last5】

Category : SS( いいなづけ 【Last-5】 )
「でも仕方ないわ。それにいずれ唯ちゃんも話してくれると思うわ」
「そうだな。今は駄目でも、梓と仲直りしたらね」
本当に喧嘩しているんだかなんだか、よくわからないんだけどね。

「それじゃ、私もそろそろ。…それにしても律ちゃん遅いわね」
「最近はいつもそうだから」
バイトも大事だと思うけど講義や練習もあるし、律ちゃんも大変ね。
そう言いながら立ちあがったムギを見送ろうと、私も立ち上がる。

「でも律ちゃんには澪ちゃんが居るから、私は心配してないけど」
「え?な、…ま、まぁ」
「ふふ。じゃあ、澪ちゃん。おやすみなさい」
ほんの少し紅い顔をする私を残し、ムギは頬笑みながら部屋を出て行った。

それから私はしばらく起きて律の連絡を待っていたけれど、携帯は一向に反応する様子もない。
「まったく。まだ結婚もしてないのに、なかなか帰ってこない旦那を待つ妻の気持ちを、もう味わう事になるなんてさ」
何気なくそう呟いた後で、私はハッとしてまた少し顔を紅くする。
…つ、妻って。いやいや、まだちょっと気が早いよねー。
そう自分で自分に突っ込みいれた後、再度私は時計を見た。

時刻を確認した私は、溜息一つと共に立ち上がり歯を磨くとそのままベットに入った。
照明を落とした静かな部屋の中で、私の耳に窓の外から吹く風の音が聞こえてきた。
季節はどんどん冬に向かっている。日中はまだそれほどでもないが夜は冷える。

まだ帰らない私の「いいなずけ」は、ちゃんと防寒対策しているだろうか。
そう心配しながら時計を見ると、時間はもう結構遅い時間だ。
大学生の娘がこんな遅くまでバイトしているなんて知ったら、多少放任主義な処があるおじさんやおばさんだってさすがに心配するだろう。

「ちょっと控えるように言ったほうがいいのかぁ…」
そんな風に思いながらも、私は布団の温かさからかだんだんとウトウトとしてきた。
頭がぼんやりとしながらも、もう一度時計を見てみる。…遅い。
これだけバイトをするには、何か理由があるんだろうと思う。
律の、彼女のなりの大事な理由が。でもさ、でも。

「…私、ちょっと寂しいよ、律」

布団な中、小さな声でそう呟いた後、私は静かに目を閉じた。
律はまだ帰ってこない…。

To be continued…

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いいなづけ -07- 大学生 秋山澪の場合【Last5】

Category : SS( いいなづけ 【Last-5】 )
もちろん梓には梓の希望があるから、無理じいは出来ないけど。
ただ私は梓はうちの大学に来るものだとばかり思っていた。
私たちバンドの事もあるけど、ここにはこ、恋人の唯が居るし。
いや、将来を決める大事な進路を、恋愛問題だけで決めていいという訳じゃないけどさ。
そう、よくはないと思うけど、でも私は…。

「ただあずにゃんは」
自身の進路を決めた頃の事を思い出していた私の耳に、唯の声が入ってきた。
「今はうちの大学を希望してるけど」
「けど?」
視線を下に向けながら呟くように話す唯の肩に、ムギがそっと肩に手をかけて話を促がす。

「でもまだわからないよ」
「え?」
「それって梓ちゃんがうちの大学が選ばず、別の大学を選ぶかもしれないていうこと?」
「そう………ん、まだわかんないけど」
ムギの言葉を一瞬認めようとして、でも即座に曖昧な返答をした唯の顔は少し苦しそうだった。
本当に何かあったのか、唯?

「唯、あの本当に梓と何かあっ…」
「あー、もうこんな時間。なんだか眠くなってきちゃったなぁー」
いかにもわざとらしく唯はそう言うと、うーんと両手をのばしながら欠伸の真似をした。
「ムギちゃん、ケーキは明日でいいや。私、もう寝まーす」
「唯ちゃん」
「おやすみ、澪ちゃん、ムギちゃん」
唯はそう言うとそそくさと立ち上がったかと思うと、いつもののんびりした雰囲気はどこへやらの機敏な動きで、私の部屋を出て行った。

「…逃げた」
「何かあったのかしら、心配ね」
思わず呟いた私の後に、ムギの心配そうな声が続いた。
唯の話を聞くつもりだった私たちは、残念ながら核心は聞き損ねてしまったようだ。

「友達だからと言って、無理に聞くのは憚られるけど」
「でも少し残念だな」
なんだか少し釈然としない空気が二人を包んでいた。
多分唯は律には話をしただろう、なのになぜ私たちには話せないのだろう?
まあでも昨日の様子では、律が強引に聞きだしたのかもしれないけど。

それにしても梓が、うちの大学を受けない可能性もあるのだろうか。
それはもちろん彼女が決めることだけど、そうなったら私としてはやっぱり悲しい。

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いいなづけ -06- 大学生 秋山澪の場合【Last5】

Category : SS( いいなづけ 【Last-5】 )
「てゆうか、本当に知らないよ、私」
唯が珍しく真顔になってそう答える。
私もムギもこれ以上は無理かな、と互いの目を合わせて確認しあった。
「だからムギちゃん、ケーキちょーだい」
何がだから、なのかは知らないが。
唯はわくわくとした表情を見せながら、ムギの前に手を差し出した。

「そうね、唯ちゃん。意地悪してごめんなさいね」
「いいよ、いいよー」
「あ、でもね、唯ちゃん。律ちゃんバイトのお話とは別にね」
この間唯ちゃんは律ちゃんと二人で何のお話をしてたか。
「そっちを教えてくれたら、ケーキだけじゃなくて美味しい紅茶もつけちゃうんだけど」
一旦軽く頭を下げたムギは、下げた頭を上げると同時にパチンと両手を揃えてそう聞いてきた。

「ふぇ?」
鳩が豆鉄砲喰らった顔て、きっとこんな感じだろうなあと唯を見て思う私。
「澪ちゃんから聞いたんだけど」
驚く唯に畳みかけるように話を続けるムギ。
「昨日唯ちゃんがちょっと落ち込んだ感じで、帰って来た律ちゃんと二人きりで何かお話してたんでしょう。何かあったのかな、て私も澪ちゃんも心配なの」
ムギの視線を受けて、私はうんうんと顔を頷かせた。

「もちろん唯ちゃんがどうしても話したくないて言うなら、私たちもこれ以上は聞かないわ。」
そう言うとムギは唯を目を見つめながら優しく微笑んだ。
ムギの言う通り、話を聞きたいのは山々だけど無理じいはしたくない。
「それは…」
「もしかしてだけど。梓と何かあったのか、唯」
一瞬躊躇ったものの、私は思い切ってそう聞いて見ると唯の肩がピクっと揺れた。ビンゴだ。

「梓ちゃんと喧嘩でもしたの?」
「…」
ムギが優しくそう聞いても、唯は無言のまま。
どうやらそうみたいだけど、原因は何だろう?
「…あんまり言いたくないなら無理には聞かないけど、もし本当にそうならその…早く仲直りしなよ」
「うん…」
「いろいろ事情があるんでしょうけど、梓ちゃんは受験生だし、これから大事な時期だから」
「うん…」
私たちの話にどこか虚ろに答える唯。もしかして結構深刻?

「来年梓がうちの大学に入ってきたら、放課後ティータイム復活ライブしなくちゃだし」
なんだか部屋が暗い雰囲気になってきたので、極めて明るくそう言った私だったけれど唯は無反応だった。
「もしかして梓ちゃん、うちの大学を志望していないの?」
ムギが心配そうな表情を浮かべながらもそう聞いたのに対して、唯がすぐに首を横に振ったので私はほっとした。

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いいなづけ -05- 大学生 秋山澪の場合【Last5】

Category : SS( いいなづけ 【Last-5】 )
「本気とか言われても、困るけど…」
「澪ちゃん、さっきからそればっかりだねー」と言ってアハハと笑う唯。
「だってしょうがないだろ。本当に困るんだから」
「それもそうでしょうね。澪ちゃんには素敵な許嫁さんが居るん…ところで律ちゃんは今日も遅いのかしら?」
ふと思いついたようにそう言ったムギに、私は「今日もバイト」とやや素っ気なく答えた。

「律ちゃん、最近バイトが多いわね」
「そうなんだ、なんか妙にバイトの数増やしてさ」
何か欲しいものでもあるのか、て聞いても「別に」としか言わないし。
「生活費も多少あるとは思うけど、なーんか違うような気がするんだよねー」
そう私は睨んでいる。けじゃあ何が違うのか、と聞かれてもわからないけど。

「唯ちゃんは何か知ってる?」
唯がお菓子を口に入れようとする直前、ムギがそう聞くと唯は「知らないよ」とあっさり答えた。
「唯」
「ふぁに、みぃおちゃ」
お菓子をほうばりながら、私の方を見る唯。

「本当に知らないのか」
「ゴク、な、何が?」
「だから、律がバイトを増やした理由」
さっき「知らない」と答えた唯の視線が、ちょっと泳いでいたような…。
「し、知らないよ。澪ちゃんが知らないのに私が知る訳ないよー」
あははーと渇いた笑いをする唯の声を横目に、私とムギは顔を合わせる。

「唯ちゃーん」
「何?ムギちゃん」
「私この間お家から、とってもおいしいケーキを送ってもらったんだけど」
「え、ほんと?」
「食べたい?」
「食べたい!」
「そう。でも今はちょっと…」
「え?」
「唯ちゃんが何か知っていて、それを私たちに教えてくれるなら、ケーキはいくらでもあげちゃうんだけどなー」
「…なんにも知りません」
無表情にそう答える唯。おおー、唯がケーキの魅力に負けないとは。
多少答えるまでに、間が空いていたけれど。、

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Author:書き人知らず知らず
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律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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