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いいなづけ 最終章【Last4】 - あとがき -

Category : SS( いいなづけ 【Last-4】 )
すれ違う律ちゃんと澪ちゃん。同じくなんだか不穏な唯ちゃんと梓ちゃん。
さらにムギちゃんがいつのまにやら失恋!?。

みたいな感じで最終章は律ちゃん澪ちゃん以外のエピソードも盛り込もうと思ってます。
でもそんな風に盛り沢山に考えてるから、話がややこしくなって書くのが遅れたんだなぁ。
…とか我ながら思います。でも書きたかったんだよー。なんとか頑張りまーす。

では、またー。

いいなづけ 大学生 秋山澪の場合【Last4】」読んで頂きありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

いいなづけ -10- 大学生 秋山澪の場合【Last4】

Category : SS( いいなづけ 【Last-4】 )
「うーん…」
なんだかはっきりしないな、と私は内心で思っていた。
もしかして、「フラレた」とムギが思うには、まだ早いような気もするけど。

「それにしても信じられないよ」
ムギをフるなんてさ。
「唯や律が毎朝目ざまし無しで起きれるようになるくらい、あり得ない話だよ」
「クス、そうなの」
「そうだよ。前はもっとひどかったけどね。唯の事とやかく言ってる律だって最初の方は私が起こしに行かなかったら、多分午前中の講義は全部遅刻に…」
て、そんな話をしている場合じゃないことに気付いた私は、慌てて話を止める。

「相変わらず仲が良いわね、澪ちゃんと律ちゃんは」
やっぱり「許嫁」だからかしらね、と言いながら、ムギは少し笑っている。
「あ、その。…ごめん」
フられたと言って落ち込んでいるムギに、今ここで話す事じゃなかったのに。
すぐにそう思った私は、申し訳ない気持ちになって軽く頭を下げる。

「あら、いいのよ、澪ちゃん。二人の話を聞くのはとっても楽しいし、それに私の趣味も入ってるから…」
「へ?趣味?」
「あ、なんでもないのよ。とにかく心配しないで、澪ちゃん。私は大丈夫だから」
ムギはそう言うと、いつもの優雅な動作でティーカップを口元に持ってくる。

「うん。…とにかくムギ、これは私の勝手な意見だけどね」
「ん?」
ムギは軽く紅茶を少し飲むと、ティーカップをお皿に戻しながら聞き返す。
「まだフられたかどうか、はっきりしてないような気がするな」
「そうかしら?」
「うん。何となくだけど。ねえ、ムギはその人とはもう会わない気なの?」
「…どうかしらね」
ムギは視線をティーカップの中にある紅茶に向けながら、少し考え込むようした後でそう答えた。

「もし、ムギがそれでいいならいいんだけど」
「…」
「でもまだ納得出来ていないなら、もう一度話をしてみてもいいんじゃない、かな…」
そう言いつつも、それが本当にムギにとって良いことなのか、私はどうにも分からなくて何となく語尾が小さくなっていってしまう。

「…そうね」
ムギは最初少しだけ黙っていたけれど、しばらく視線を窓に向けた後で囁くようにそう言った。

To be continued…

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いいなづけ -09- 大学生 秋山澪の場合【Last4】

Category : SS( いいなづけ 【Last-4】 )
ここらへんは聞いてはいけないポイントなんだろうか?それにしても…。
「信じられないよな」
「え?」
「だってムギをフるなんて。あり得ない話だよ!」
私はそう言うと、グイっと紅茶を一口飲んだ。

「そ、それはどうかしら…」
「いや、あり得ない。相手が誰かはかはわからないけど、相当鈍い人だね。いろんな意味で」
「…」
少しだけ困惑した表情を見せるムギに構わず、私ははっきりとそう断言した。
…しかし今日はムギのいろんな表情が見れる日だな。というか、ま、それはともかくとして。

「才色兼備」という四文字熟語を溶かして固めた成分で出来たような素敵な女性。
それがムギ、琴吹紬。
さらにお金持ちのお嬢様らしい、気品と優雅さも兼ね備えているそんなムギがですよ。
告白されたんじゃなくて、自分から告白した!…そしてフラれた??
これが逆だったら、私もここまでは驚かない。とゆうか、驚かない。

「どれだけラッキーな事か、その人ちゃんとわかってないんじゃない?」
もはや断るという選択は、無いも同然だと思うんだけどなぁ…。
「あ、もしかしてその人にはもう恋人とか…、ま、まさかムギ」
「恋人は今は居ないと言っていたわ」
ついでにその人に奥様がいるとか、そういうのじゃないから。
「安心してね、澪ちゃん」
私の先走った妄想?を、ムギがあっさりと否定した。

「あ、うん。もちろんわかってるよ」
「ふふふ」
誤魔化すようにそう言った私に、ムギは少し笑う。
うーん、しかしそうだとしたら尚更わからない。
「その人は、ムギにはっきりお付き合いは出来ないって断ったの?」
そう聞いていいのかどうか、少しためらいはあるけど私は思い切って聞いてみる。

「そうはっきりと言われた訳ではないけど…」
さっきも言ったけど、なんだか本気にされていないような感じで。
「私も話の途中で、唐突に言っちゃったのがいけなかったのかもしれないわ」
その時の事を思い出したのか、ムギはどこかおかしそうな表情を浮かべていた。
しかしけっして本当に楽しそう、といった雰囲気ではなかった。

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いいなづけ -08- 大学生 秋山澪の場合【Last4】

Category : SS( いいなづけ 【Last-4】 )
「そうなるんじゃないかな、てわかってた処もあるし」
「え、そうなの?」
「ええ。その、…変な処で真面目な人だから」
真面目な人だから、ムギをフる?…わ、わからない。

「えーと、その人とはいつ頃出会ったの?あ、誰かとは聞かないけど…それは聞いてもいい?」
遠慮気味に私がそう聞いてみると、ムギはそれには答えてくれた。
そしてそのムギの答えに私はまた少し驚いた。
「え?高校生の時?」
「ええ…」
ほんの少しだけバツが悪そうに答えるムギを、私はマジマジと見つめてしまった。

「へー。全然そんなのわかんなかったなー」
「ごめんなさい。私、黙ってたから」
「いや、別に謝る事じゃないけど…」
申し訳なさそうにするムギに、私は慌ててそう答えた。
いやー、でも本当に全然気付かなかった。

「そっか。でも相談してくれても良かったのに」
「そうね。ただ高校生の頃はまだ自分自身の気持ちがはっきりしてなくて」
そう言ったムギは、目の前にある紅茶をスプーンでゆっくりとかき混ぜていた。
ムギの話では、高校卒業後に何度その人と会ったらしい。
そこらへんから自分の気持ちがはっきりしたのだとか。

「それで昨日も一緒に食事をしていたのだけど…」
ムギは昨日、今日ここで告白しよう…と考えていた訳ではなかったらしい。
食後お茶を飲んでいる途中で、なぜか不意にそう言ってしまったのだとか。

「でも、その人は本気にしてはくれなかったみたいで…」
もしくは私が本気とわかっていても、うまくはぐらかしただけなのかもしれないけどね。
そう言ったムギの表情は今度は憂いではなく、少し悲しそうだった。

「え、その人はどう返答したの?」
「えーと、大人をからかってはいけない、とか。そんな感じだったかしら」
「なんだ、それ」
女の子が真剣に告白しているってのに、なんだかバカにした返答だなぁ。
ムギの話を聞いて、私は内心憤りを感じていた。

「大体からかわれてるとか思う方が…ん?ムギ、その人年上の人なの?」
「え、う、うん…」
私の質問に、何となく歯切れの悪い答え方をするムギ。

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いいなづけ -07- 大学生 秋山澪の場合【Last4】

Category : SS( いいなづけ 【Last-4】 )
今朝、大学に行く途中でムギと約束した通り。
今日の講義が全て修了した後、私たちは大学近くの馴染みのカフェに二人して入った。

最初は講義の内容や他のたわいもない話を軽くした後、ムギは今朝言った通り昨日あった事を私に教えてくれたのだが、「実はね…」の後から続いた話を聞き終えた瞬間、私は飲んでいた紅茶を吹き出しそうになった。

「え!?ゴホ、そ、それゴホは本当に…」
慌てて聞き返そうとしたのがいけなかったのか、紅茶が喉に詰まってうまく喋れない。
「だ、大丈夫、澪ちゃん?」
「し、失礼しました。ゴホ。…も、もう大丈夫だから」
正面、向かい合って座るムギがハンカチを差し出そうとするのを、私は手を軽く上げて止めた。

「ちょっとびっくりしちゃって…」
軽く水を飲んで落ち着いた私は、素直な感想を口にした。
「そんなにびっくりする事だったかしら…」
片手を自分の頬に当て、可愛らしく首を傾げるムギを見ながら私はふぅと息を一つ吐く。
「そりゃ、驚くよ。だ、だってムギが、ムギが…」

いつの間にか誰かに告白してて。で、結果フラれちゃいましたー。

「とか言われたら、そりゃ驚くよ…」
水が入ったグラスをそっとテーブルに置きながら、私はやや脱力気味にそう言った。

ムギの話は私の予想完全に斜め上をいっていたというか、まさか恋愛問題だったとは。
「そ、それで一体なんでそんな事に。いや、それより相手は一体誰?」
てゆうか、今までムギ自身がその手の話を私たちにしたことがあったっけ?…いや、ないな。
どちらかというとムギは私や律、唯や梓の仲を温かく見守ってますポジションに居るような感じで、彼女自身の恋愛話を聞いた事はない。

「相手は…そのまだ言えないんだけど」
「え?言えない?」
言えない相手?え、なんで?つーか、誰?
「その、ちょっと事情が…。あ!別に変な意味じゃないのよ」
「う、うん」
「とりあえず、今はまだ。と、いうか私はその…フラれちゃった訳だし」
そう言ってムギは視線を私から逸らすと、少しだけ今朝見た憂いの表情を浮かべる。

「…ムギ」
「あ、大丈夫よ、澪ちゃん。昨日はちょっと落ち込んじゃったけど、今はもう」
心配そうな表情を浮かべた私を気遣ってか、ムギは笑いながら手を軽く振ってそう言ったけれど、やっぱりどこか無理しているような気が私はした。

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律澪はジャスティス。
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