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「Y・O・Iパロ」SS第五弾「傭兵」あとがき

Category : 【5】傭兵
キャンペーンの最後のSSをUPする事が出来ました。
以前15万HITのアンケートで惜しくも次点となったお話です。

律ちゃんが傭兵ヾ(・・;)ォィォィ澪ちゃんがシスターのお話。
(厳密には澪ちゃんは教会で働いているだけで、シスターという訳ではないです)
戦争が続く中、二人で力を合わせて幸せになろうとするのですが…。
と、まあ前回に引き続き、これまた原作から一万光年離れたパラレルSS。テヘ

澪ちゃんや教会の子供たちのために、危険な傭兵稼業を続ける律ちゃん。
そんな危険な仕事は辞めて欲しいと心から願う澪ちゃん。
彼女も教会の子供たちの為に、寝る間も惜しんで働いています。

辛い生活の中、再会した二人はお互いを求め合い…みたいな。
ちょっち切ないお話で、前回よりシリアス感高めですかね。
もちろんお話後半で唯ちゃんやムギちゃんも出てきますよー。
ですが、唯ちゃんたちが出てくる処まで書けるでしょうか?(笑)

「Y・O・Iパロ」SS第五弾「傭兵」を読んで頂きありがとうございました。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

「Y・O・Iパロ」SS第五弾「傭兵」09

Category : 【5】傭兵
生きるためとはいえモンスターだけなく、たくさんの人を戦の中で殺してきた私だ。
それでもミオと再会するまで、一度も傭兵の仕事について疑問なんて持ったことなどなかった。
いつだってそれは仕事だと思い、何も考えずに剣を振るってきた私だった。
そんな私に、愛なんて何かわからない。…でも。

「行ってくる」
静かに彼女の体から離れる。
「リ、ツ…」
泣かないで、ミオ。笑って欲しいよ。
心からそう願いながら、教会の門を出たときにはもう私の中の何かが切り替わっていた。
私は背中に背負っている剣に、ほんの少し手を添える。
今私の身を心から心配し、綺麗な涙を流してくれる彼女にはどうしても幸せになって欲しいと思う。
そのためには私はなんでもする。

もうこんな生き方しか出来ないんだよ、ミオ。
ただいつものように、この剣を振るって戦うだけだよ。

…ただ、この身を懸けて。

To be continued… ??

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「Y・O・Iパロ」SS第五弾「傭兵」08

Category : 【5】傭兵
「一週間ってどこへ行くの?何を…またどこか戦いに行くの?」
「…ここから少し離れた街にある鉱山にモンスターが出たらしい」
朝一番に街の中心地に向かった私はそこで傭兵の依頼や、賞金首の情報などを集めてその情報売っている情報屋から話を聞いていた。

どこの街にもこの手の情報屋は必ずいる。
多少危険でも実入りのよい仕事はないかと聞くと、この街から二十キロ程離れた小さな街の鉱山にモンスターが現れて、もう何人かが犠牲になったという事だった。
詳しく聞いてみると、報酬額は悪くなかった。

「…しかしそんな小さな街の鉱山とやらが、充分な報酬が出せるのかな?」
「いやいや、規模は小さいながらも良質の鉱石が取れるらしくてなあ」
その街を管轄する国の方でも力を入れている鉱山なので、モンスターなんぞに邪魔されちゃたまらんってけっこう力入れているらしい。報酬も街からだけでなく国が出すそうだ。

「でもけっこう強い奴らしいぜ。まあさすがにドラゴン…とかじゃあないらしいが、それに近い眷族とかなんとか」
私はポケットから金貨を一枚取り出し、情報屋の目の前に投げた。
「その情報買うよ。もっと教えてくれ」
毎度あり~と言いながら、嬉しそうに金貨を握った情報屋からその街までの行路、現在まで収集してきた情報を聞く私には、なんのためらいも気負いもなかった。
今までどおり、仕事をこなすだけだ。今度も必ず生き残って。

***

「モンスター退治…」
ミオは私の背中に抱きついたまま小さく呟く。
傭兵稼業や賞金首狙い以外にも危険な仕事はある。
その内の一つが、時折出現するモンスターを倒すモンスターハントだ。
仕事の数はけっして多くはないが、時にはかなりの稼ぎになる。

「たいした事じゃない。私は何度かしてる」
私の言葉にびくっと体を震わせるミオ。
「心配ない。一週間ほどで戻るから」
そう言って私はお腹にある彼女の手を静かに離す。
「リツ…」
後ろからは、今にも泣きそうなミオの声。

「ミオ、泣かないで。大丈夫だから」
「い、やだ、よ…、リツ」
「大丈夫、大丈夫だから」
そう言うと私は振り返り、精一杯優しく彼女を抱き締めた。
ミオの柔らかくて温かい体を体一杯に感じながらも、私にこんな事をする資格があるのだろうかと考えてしまう。

テーマ : 二次創作:小説
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「Y・O・Iパロ」SS第五弾「傭兵」07

Category : 【5】傭兵
…私にはこんな遣り方しかできない、わからない。
他にどうすればいいかなんて。

でもミオは、今日あの宿屋で抱き合ったベットの上で泣きながら、私に傭兵稼業を辞めろと言う。
別に彼女がそう言うのは今日に限ったことではない。
酒場で再会したあの日からずっとそうだ。

でもそれは無理だよ、ミオ。
暗い夜道を歩きながら、私はすっかり体に馴染んだ背中にある剣の重みを感じていた。

***

次の日。
教会の門をくぐった私を迎えたミオの顔は、少し不機嫌そうだった。

「ミオ?」
「リツ。こんなのいらない」
そう言って私に差し出した手に持っているのは、昨日帰り際に強引に渡した金が入った小さな袋。
「いいから」
「いやだ」
「ミオにあげたんじゃない。子供たちにあげたんだ」
「…」
「子供たちにお腹をすかせないように」
「でも」
「ミオ。私たちの子供の頃も大変だったろ」
気持ちはわかるよ、ミオ。でもそんな意地を張ってる場合じゃあないんだ。
ミオは複雑な表情で何か考えていたようだが、不意に私を背中にある荷物を見て顔色を変えた。

「…リツ?」
「ん」
「なんだか今日は荷物が多くないか、ど、どこか行くのか。どこへ!?この街を出て行くのか!だからあんなお金を渡して…」
泣きそうな顔になりながら私の体にすがりついて「そんなの嫌だ」と叫ぶミオに、私は今まで感じた事の無い感情が沸き起こる。

「違う」
「ほ、本当に」
明確に否定した私にほっとしたように笑うミオ。
「少し仕事に出るだけだよ」
一週間くらいで戻ってくる、心配はいらない。
そう付け加えると、彼女の安心しかけた顔が一瞬にして強張った。
それには気付かぬフリをして、私は彼女に背を向けて歩こうとしたが、ミオが後ろから手を回して私の体に抱きついた。

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「Y・O・Iパロ」SS第五弾「傭兵」06

Category : 【5】傭兵
「ゆっくり食べて。ほーら、仲良く食べなさい」
子供たちの世話をするミオの声は優しい。
そんな穏やかで優しい風景を見ながら、私は温かいけれども具がそんなに入っていないスープを飲み干した。

***

食事が済み礼拝を済ませると、子供たちはもう寝息を立てて夢の中だ。
「ミオ、私は宿に戻る」
そう言った私をミオは教会の門の近くまで見送ってくれた。
子供たちはアズサが見てくれている。

「ここに泊まればいいのに…」
「…」
ミオの言葉には何も答えず、私は彼女を軽く抱き締めた。
「また、明日来るよ」
「…うん」
離れ際に私はすばやくポケットから小さな袋を取り出し、彼女の手に押しつけるように渡す。
「リツ?」
一度だけ彼女の目を見た後は、そのまま何も言わず私は走り出した。
教会から少し離れたところでようやく足を止め、ゆっくりと歩き始めた。

ミオに渡したのは金だ。金貨数枚とわずかな銅貨。
それでも教会の子供たちの、数週間分の食料を買う足しにはなるだろう。
子供のたちにはもっと栄養のある物が必要だ。
今日のスープは美味しかったけれど、あれでは育ち盛りの子供たちには物足りないだろう。
もちろんミオやアズサにも足りない。
普通に渡してもミオは受け取らない。彼女を抱いた後なら尚更受け取ってはくれないだろう。
だからあんな渡し方をした。

「怒らないといいけど…」
あの金は前の戦いの報酬の一部だ。ミオに渡した分を引いても、まだ少なくとも自分の宿代や食事代くらいの金は充分持っている。
それでもそろそろ次の仕事に、また戦いの場を探さなくては。
今度はもっと報酬の高い戦場や賞金首はないだろうか。
そうすればミオにもっとたくさんの金を渡すことができるだろう。
彼女がそれをすんなり受け取ってくれるかどうか、それはまた悩み処だが。

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