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「Y・O・Iパロ」SS第四弾「Winter Llie」あとがき

Category : 【4】Winter Llie
…皆様におかれましては、もう完全に忘れられていることでありましょう。
パロSS第四弾は「SummerTime」の続きでしたー。

書いてたんかい!?…と思われているかもしれません。
実は書いてました((^┰^))ゞ テヘヘ
でもなぜか途中で難航して、もうほぼ書き終えていたのにあえて放置。
しかしようやくここで一部だけとはいえ、日の目を見る事が出来ました。
なので申し訳ありませんが「SummerTime」の方も読んで頂けると幸いです。

…しかし懐かしいなー。
「SummerTime」は私が一番最初に書いたSSなのです。

許されない感情だと決めつけ、嘘を重ねる律ちゃんと。
律ちゃんの気持ちだけでなく、自分自身の気持ちがわからず悩む澪ちゃん。
相手の事を想うばかりに、自分の気持ちを押し隠しすれ違う二人。

…みたいなのを書きたいと思っています。
結構シリアス路線にしたいな、との野望もあるのですが、書けるかな…。

「Y・O・Iパロ」SS第四弾「Winter Llie」を読んで頂きありがとうございました。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

「Y・O・Iパロ」SS第四弾「Winter Llie」09

Category : 【4】Winter Llie
「律」
私は…。
「ん?」
「本当に忘れてたのか?」
本当の事が知りたい。
「え?」
「律、夏休みの事だけじゃなくて…」
そこまで言って私は不意に口を噤んだ。
「ん、何?」
律がそう聞いてきても、私は黙りこんだまま。
視線を下に向けて黙りこむ私を見て、律もしばらく何も言わなかった。

部屋の中に居心地の悪い静けさが漂い始める。
「…澪。今日はしんどそうだし、もう帰るよ」
どこか気遣うような優しい声で律はそう言うと、下に置いていた鞄を肩にかけた。
部屋を出ようとする律に、私は何も言わなかった。
律も私の返事を待たず、そのまま部屋を出て行った。

本当の事は知りたい。
私はさっき痛切にそう思った。知りたいと。
でもそれと同時に同じくらいの気持ちで、ああ、でも本当は知りたくない。
…そうも思っていたのだ。
そんな矛盾した気持ちが、重い影のような形を作って私の胸の中を渦巻いていた。
そのために私は何も言えなくなっていたのだ。

一体私は何を知りたいのだろう。
律は忘れていた、と言ったではないか。本当にただそれだけかもしれないのに。
でもそれは違う、きっとそれは嘘だ。私にはわかる。

彼女は嘘を吐いている。

本当の事を話して欲しい。でも本当の事て何?
律がほんの少しの、たわいもない嘘を吐く事が、私はなぜそんなに嫌なんだろう?
そしてなぜ同時に、本当の事なんて知りたくない…とも思うんだろう?

「わかんないよ、もう」
律が悪いんだ。最初から本当の事話してくれればいいのに。
全部話した、てあの時言ってたくせに。
「律のバカ、バカ律」
私はもう何回も口にした言葉を吐き出すようにそう呟くと、またベッドの上に倒れ込んだ。


To be continued… ??

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「Y・O・Iパロ」SS第四弾「Winter Llie」08

Category : 【4】Winter Llie
「どうしたんだよ、急に体調悪いって聞いたから様子見にきたんぜー」
あ、そうか。律は私を心配して来てくれたんだ。
今更にそれに気付いた私は、ほんの少しバツの悪い気分になった。

「…ちょっと」
本当に体調が悪いわけではないから、何とも答え様がない私は曖昧にそう言った。
「まあ。しんどいなら寝ときなよ。私はもう帰るから」
ベースを持ってきただけだからさー、と言いながら部屋を出ようとする律を見て、私はなんだか少し変な違和感を持ってしまう。

「律」
そそくさと逃げ出すような雰囲気を見せる律の足を止めるように、私は名前を呼んだ。
「…ん、何?」
一瞬。ほんの一瞬だけど。
律の表情がこわばったように私には見えた。
「あのさ、律。その…さっき二組の子たちから聞いたんだけど…」
多分律は私が何を聞きたいのかわかっている。
そんな気がしながら話を切り出したのだけれど、やはりそれは正しかった。

「ああ。ムギから聞いたよ」
あっさり律がそう言ったからだ。
「え、あ、そう…」
「それは聞いたけどさ。で、澪は何を聞きたいんだ、私に」
なんだか妙に一字一句はっきりとした口調でそう聞いてきた律の顔を、私はじっと見てしまった。
いつもの感情豊かで、明るい雰囲気とは違う親友。
普段あまり見た事がない彼女のそんな雰囲気に、私は少し気遅れしてしまう。

「その…」
「告白なら確かにされたよ、夏休みにさ」
「え」
あっさりとそう告げられて、私をなんだかよくわからない複雑な気分になってきた。
「でも忘れてたよ、そんな事」
なんせすっごく軽いノリで言われたからさー。私も別に本気にしてなかったし。
だから適当に断ったんだけどさー。いや、そんな事もあったなー。
律はさっきとはまったく違い、けろっとした軽い感じで顔をにやにやさせながら話している。

「…」
「何だよ。言わなかった事怒ってんのか。忘れてたよ、ホント。まあ、でもあの馬鹿騒ぎの間に一組のカップルが出来てたなんてなー」
やっぱ意外にああいうのも出逢い一つとして悪くないよな。ニシシ。
腕を組んでうんうん納得したように笑いながら話す律の声が、なんだか私には妙に遠く聞こえる。

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「Y・O・Iパロ」SS第四弾「Winter Llie」07

Category : 【4】Winter Llie
律は「えー、どーしようかなー」とかなんとか言っていたえけど、結局は断った。
「やっぱ付き合うってまだよくわかんないしー」って言って。

律の好きなようにしたらいいって言っておきながら、私は後で律が断ったと聞いてなんだかとても安心したんだ。だって律が急に誰かと付き合いはじめるなんて、想像もつかなかったから。
それにしても。
「どうして今回は教えてくれなかったんだろう…」
制服を着替える事もせず、ベットの上で枕に顔をうずめたまま、私はずっとそれを考えていた。

***

ベッドの上でじっとしたまま考え事をしていた私は、少し眠くなってきた。
うつらうつらとぼやけてきた意識に逆らう事無く、そのまま眠ってしまおうか。
そう思い目を閉じた直後、ふと部屋の外からリズミカルな足音が聞こえてきた。
この足音は…。

「澪、入るぞー」
「…ノックくらいしろっていつも言ってる」
こちらの返答も聞かずドアを開けて部屋に入って来たのは、予想通り律だった。
律もそうだが、私も足音でわかるんだ。

「まあまあ。てゆうか澪しゃん、いつも私が制服のまま寝てたら起こるくせにさ」
着替えなくていいのか?それともそんなにしんどいのか?
そう言って少し心配そうな表情を浮かべる律を見て、私はむくっと起き上がった。
「…着替えるよ」
どこか機械的に私はそう答える。確かにこのままでは制服に皺がつくし。

「どうぞ、どうぞ」
「着替えるから出てけ」
「そんな今さら~」
「出・て・け」
はいはいー、とおちゃらけた感じで律はそう言うと、部屋を出た。
私はさっさと着替え、制服をハンガーにかけるとドア前で待つ律に声を掛けた。

「もう、いいよ」
はーい、おじゃましまーす。
陽気にそう言って入ってきた律は、背中にしょっていたベースを部屋に置いた。
「…ほら、ベース忘れてるぞ」
「ああ…」
わざわざ持ってきてくれたのか。部室に置いておいてくれても良かったのに。
内心そう思いつつも、何となく素直になれない気分だった私は「ありがと」と簡単に言ってベースを受け取ると、部屋のいつもの場所に置いた。

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「Y・O・Iパロ」SS第四弾「Winter Llie」06

Category : 【4】Winter Llie
自分の部屋に戻った私は鞄を放り出すと、なんだか妙に疲れた気がして大きな息を一つ吐きながら、制服のままベッドに倒れ込んだ。
枕に顔を埋めながら、頭の中ではぐるぐるとさっきの女の子たちの話がリピートされていた。
- 同じ男子校で、夏に皆で遊んでた時律ちゃんに告白したんだってー。
そんな話知らない。律から聞いてない。

彼女たちは、夏に律と一緒に遊んでいた子たちなんだ。
そして彼女達の一人は、その中で知り合った男の子とつ、付き合うようになって。
つまりそれぐらい男の子もいっぱい居てたって事なんだ。
そう思うと、私は枕を端を握る手になぜか力が入ってしまう。

夏休みの終わる前。律は私に言った。

- だんだん、友達の彼氏のそのまた友達みたいなのもやってきてさー。
- いや、最初は楽しかったけどさー。やっぱ知らんやつと話すのってめんどくさいよなー
- 以上でございます、お代官様ー。寛大なご処置を~。

…あの時全部話をしてくれたと思ってた。
律は昔からそうだった。
本当にそこまで話さなくても言いといった細かい事まで、私にいつも話してくれた。
でも今回はそうではなかったのだ。

「…別に、絶対話さなきゃいけないって訳じゃあないけど」
わかってる。頭ではわかっていた。
私たちはもう高校生。親友だからって何も一から十まですべて話をするなんておかしい。
律やもちろん私にだって隠していたい事や、言いたくない事があって当然だった。
なのに、わかっていてもどうしてもこのもやもやは抑えきれない。

もやもやだけならまだいい。
さっきから妙になんだか泣きそうな気分になって仕方が無い。
そんなに律が男の子に告白された事を、黙っていられたのが嫌なのか、私。
中学の時だって律は告白された事があった。
その時は、律は私に一番最初に教えてくれた。

「みおー、どーしよー。告られちゃったよー」
照れながら相談してきた律に、私はなんて答えたっけ?
「べ、別に。律がつきあいたいならつきあえばいいじゃないか」
ああ。そう言ったんだ。

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書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
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ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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