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君の側にある旋律 【28】 -あとがき-

Category : SS( 君の側にある旋律 【28】 )
「霊体」の少女から土地神の警告という名の伝言。
寮の屋上での出来事から、以前にまして一層「主」動向に注意する律ちゃん。
ただ表面上は穏やかに学園生活を過ごしています。

もちろんそんな事情は露知らない澪ちゃん。
最近週末はいつも律ちゃんにあれやこれやと誘われてご機嫌。
スランプも脱出し、歌詞作りも順調です。

ここの所、律がなんだかよく誘ってくれるなぁ。
きっとこの間まで落ち込み気味だった自分を心配しての事だろう。
そう澪ちゃんは思っています。
律ちゃんとしてはもちろんそれもあるのですが…。

後編は一応書けているので、なるべく早くUPしたいとは思ってます。
ではまた。

「君の側にある旋律 【28】 嵐の前の静けさ(前編)」を読んで頂きありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

君の側にある旋律 【28】 嵐の前の静けさ(前編)-09-

Category : SS( 君の側にある旋律 【28】 )
とても楽しそうな表情を浮かべる自分の護衛(名ばかりだと澪は思っているが)兼幼馴染を見て、澪も嬉しい気持ちを隠しきれないように笑みを零す。
「映画はまあいいけどさ。律、そろそろ学園祭も近くになってきてるし、練習もしないと」
それはそれとして、ちゃんとやるべき事はしなければと思う真面目な澪だった。

律が部長会議を終えて部室に戻ってきた時、「さっそく練習しよう」と澪は言ったが、そんな彼女に唯が「まあまあ、律ちゃんもお茶の一つくらいは飲ませてあげないと」と言うと、その声に合わせるようにムギも嬉々とした様子で律にお茶を出す準備を始めた。

「いやー、悪いなー」
なんて言いながら律はいつもの席に座ったかと思ったら、そのままなし崩して的にいつものだらだらとしたティータイムとなって、今日は部活は終了。
結局今日もさして練習もせずに部活を終えたことに、澪は少々不満なのだ。

「ま、それもそうだな」
「そうだよ」
「よし、明日から頑張るぞ、唯、ムギー」
前を歩く二人にそう言って声を掛けると、やるぞーと言いながら律は手を高く上げた。
ノリのいい二人は「オー」と声を出して、律と同じように手を上げる。
「やれやれ」
「大丈夫だって、澪しゃん。練習は練習でちゃんとするからさー」
とにかく今度の休みは映画で決まり!
澪の手からチケットが入った封筒を奪うと、ニッと笑いながらそれをひらひらと澪の前で振る。

「いいだろ、澪」
「はいはい」
澪は内心の嬉しさを隠して、少し呆れたような表情を浮かべてみせた。
「へへ、楽しみだー」
自分の素っ気ない返答にも気にした様子もなく、律はとても楽しそうに笑った。
そんな彼女の姿を見ていると、澪自身も隠しきれない喜びがじわりじわりと湧きおこってくる。

「うん、楽しみだな」
でも練習だって、ちゃんとするんだからな。
それでも澪は一応そう言って念押しをしておく。
「わーてるよー」と軽く返事する律に多少疑いつつも、早く週末が来ればいいなと思う気持ちが抑えられない澪だった。
ふと気付いて横を見ると、彼女のいつもの茶色の髪が夕陽に照らされ金色に染まっていた。

綺麗…。

内心でそう呟いた澪は、その後寮に戻るまでずっと、律の髪をそっと見つめていた。

To be continued…

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君の側にある旋律 【28】 嵐の前の静けさ(前編)-08-

Category : SS( 君の側にある旋律 【28】 )
「ホラーよりなんか怖いんだって」
「え?可愛いのに…」
「ま、それは人の好き好きだろ。学園の近くに住む伯父さんからもらったんらしいけど、全然気が進まないってさ」
今話題のホラー映画だったら、嬉しかったのになぁと部長は言っていたらしい。
律の言う通り、人の好みはそれぞれだけど。ホラーの方がいいのかぁ…。

「でもなんで、オカルト研の部長が律に?」
「ああ、前に私が持ってたホラー映画のDVDを一部あげたからそのお返しにって」
「ああ、あれ…」
「澪がこんなの部屋に置いておくなーとか言ってたからさ。処分ついでにあげたんだ」
前に律と唯を起こしに部屋に入った時、テーブルの上にホラー映画が何本か無造作に置かれていた。それを見て澪は思わず「片付けろー!」とか叫んだことがあったのを思いだす。

「え?そうだったのか。いや、別に捨てろとかそういう意味で言った訳じゃあ…」
「あはは、冗談だよ。もう飽きたしちょうどいいと思ってさ」
「そうか…」
「ま、それはともかくとしてさ。どうよ、澪。今度の休みに行く」
「うん」
映画はもちろん観たいし、それに…。
「よし、んじゃ決まり」
あっさりとそう言った律に、澪は少しだけためらいつつも聞いてみる。

「あのさ、律」
「ん?」
「チケットは何枚あるの?」
「二枚。だから二人で行こうぜ、澪」
「二人、だけ?」
「嫌か、澪?」
「ううん。別に嫌じゃない」
むしろそれが嬉しい、とはさすがに言えない澪だった。
「映画の後は何か食べて帰ろうなー」
学園の食堂のご飯も美味しいけどさ、たまには別の所で食べたいよなぁーと律は楽しそうにそう言った。

「うん、そうだな」
「何、食べる?この間はイタリアンだったからさ。今回はいっそ渋く和食狙いとか」
「あはは、どうしよか」
中華とかも捨てがたいよな、と呟く律の横顔をチラチラと澪は見つめる。

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君の側にある旋律 【28】 嵐の前の静けさ(前編)-07-

Category : SS( 君の側にある旋律 【28】 )
「ムギちゃん、ついでにお茶のお代わりプリーズしていいですかー」
「もちろん、唯ちゃん」
いつもの能天気な様子でティーカップを差し出す唯に、澪はやれやれと苦笑する。

「律が来たらすぐに練習始めるからな、唯」
「えー、律ちゃんだって少しは休憩させてあげようよ」
「じゃあ、私と二人でまずは合わせようか」
「軽音部の規則で、部員は一日一度は皆で揃ってお茶しなきゃ駄目なんだよ、澪ちゃん」
「そんな規則、いつ出来たんだ…」
適当な口実を作って練習をサボろうとする唯に呆れつつも、内心澪はおかしくもあった。

どちらにしろ、今は律が帰ってくるのを待つばかりだなと澪は思う。
そして早く戻ってこないかなぁ、とも。

***

「澪」
「ん?」
「今度の休みは映画観に行かないか」
学園から寮への帰り道で、隣りを歩く律が不意にそう言ってきた。

「映画?」
「うん」
さっき部長会議で出た時さ、オカルト研の部長が前売り券をくれたんだ。
律はそう言うと、鞄からチケットが入った封筒を取り出した。

「オカルト研…。ホラーは嫌だ」
「ホラーじゃねー」
オカルト研究会の部長がくれるものだから、即澪はホラー映画だと思ったのだが、チケットを見るとそうではなかった。
それは最近話題になっていた、3Dアニメ映画だ。

「あ、これ観たい」
「だろ」
澪はこういうの好きだもんなー、とそう言って律は軽く笑う。
「なんだよ、駄目なのかー」
「駄目じゃないよ。私だって結構好きだぞ」
「え、そうなのか」
「まあな」
でもオカルト研の部長は、こういうの苦手なんだってさ。
そう言いながら、律はチケットを手でひらひらと動かした。

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君の側にある旋律 【28】 嵐の前の静けさ(前編)-06-

Category : SS( 君の側にある旋律 【28】 )
「ど、どういう意味だよ」
「えー、別に」
「まあ、ほら」
言葉を濁す二人。でも顔はまだ笑顔のまま。

「な、別に何もな…」
「最近よくりっちゃんと二人で遊びに行ってるよねー」
澪の否定の言葉を遮るように、唯がそう言う。
「うふふ。唯ちゃん、これは律ちゃんには内緒だけど」
澪ちゃんは律ちゃんと遊びに行く前の日はね、どの服を着ていくか選ぶのに、それはそれは時間がかかって…。
「な、何言ってんだよ、ムギ!」
ルームメイトの思わぬ発言に、顔を真っ赤にする澪。

「うーん、春ですなぁ」
「季節はすっかり秋だけど」
しみじみと言う二人の顔は、もう完全に笑顔というよりにやけた感じだった。
「ちょ、二人とも!な、何勝手なこと」
「まあまあ、澪ちゃん」
「そうよ、澪ちゃん」
二人が仲良くしている姿を見るのは、私も嬉しいのよ。
どこか遠い目をしながらそう言ったムギの表情は本当に嬉しそうだった。

「なぜ、ムギがそこまで嬉しそうなの…」
「ま、とにかく。澪ちゃんの調子がいいのは軽音部にとっても良いことだよねー」
ムギからもらったケーキをほうばりながら、唯もなんだか満足そうだ。
「そうね。私も曲作り、頑張らなくちゃ」
二人はそう言って楽しそうだったが、何となくからかわれた感じの澪は納得いかなかった。

「なんか誤解してるよな、二人とも」
「素直じゃないなー、澪ちゃん」
「唯」
違うってのにもう、と小さく文句を言う澪。
「それにしても、そろそろ律ちゃん戻ってくる頃かしら?」
今ここに居ない軽音部の部長は、授業が終了してすぐに部長会議に参加していた。

「そうだな、もうそろそろ終わるんじゃないかな」
律ちゃんのお茶の用意もそろそろしておいた方がいいかしらね。
ムギはそう言うと立ち上がって、お茶の準備を始めた。

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書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
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こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

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