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いいなづけ 最終章【Last1】 - あとがき -

Category : SS( いいなづけ 【Last-1】 )
とうとう見切り発車しちゃいましたぜ!
ああ、まだ半分くらいしか書いてないのに大丈夫だろうか…。

にしても久しぶりだなぁ、このシリーズ。
もう書けないんじゃないか、とか自分で思っていたのですが。
でもまだ最後まで書けてないので、その不安はまだあります。
まあ、なるようになるという事で。

さて無事軽音部の皆と共に大学生となった澪ちゃん。
新しい友達も出来て、それなりに充実した日々を過ごしています。

高校の頃よりは少し社交的になったとはいえ、基本人見知りな彼女。
突然の合コンノリに、内心ひやひやでした。
そこをしっかり助けにくる律ちゃんは素敵…ですが。

このシリーズは基本甘々路線ですが、それなりに波乱もあったり。
てな感じで、最終章の展開に良ければご期待くださいませませ。

でも見切発車なので、更新速度はどうなるやらです。ゴメンナサイ!
なるべく早くUP出来るように頑張ります。ではー。

いいなづけ 大学生 秋山澪の場合【Last1】」読んで頂きありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

いいなづけ -08- 大学生 秋山澪の場合【Last1】

Category : SS( いいなづけ 【Last-1】 )
そんな風に私が少し後悔していると、律は急に私の左手を取ってそのまま歩き出した。

「え、ちょ、ちょっとどうしたの、律?」
そう聞いても、律は無言のまま私を引張ってずんずん歩いて行く。律は少しきょろきょろと周囲を見渡すと、ちょうどビルとビルの間にある狭い通路に私を連れて入って行った。
ネオンから少し離れたそこは暗く、街の喧騒が少しだけ遠くに感じる。

「な、なんだよ、いきなりこんなとこへ」
けっこう強く握られていたので、手も少し痛いしさ。
訳もわからず連れてこられた私は、まだちょっと不機嫌な表情を見せる律にそう文句を言ってみる。でも律は何も答えぬまま、不意に私の両手を掴んだ。そのまま私の背中をビルの壁に押しつけるようにしたかと思うと…。

私にキスをした。

「…!!」
突然の事に、私は内心かなり驚いていた。
いくら人通りから離れ、隠れるように暗い裏道に入ったとはいえ、正直こんな場所でキ、キスするなんてありえないのだけど。
でも私は律を振り払おうとはしなかった。

何度かキス(しかもちょっとその…深い方)をした後、律はようやく私から体を離した。
「ごめん」
抑えていた私の両手から離すと、少し赤い跡が残る私の手首を見て律は申し訳なさそうにそう言った。
「…大丈夫だけど。もうちょっと力抜いてよ」
なるべく私は冷静を装おいながらそう言ったけれど、顔はもう真っ赤になっているに違いない。

少しだけ痛む手と熱い頬を持て余す私は、手加減しろよな、もうと内心では文句を言っていたけれど、律の少しバツが悪そうな表情を見ていると、なぜか私の方が少し申し訳のない気持ちになる。やっぱり今日はすぐに帰れば良かった…。

「あ、やばい。まじ急いで戻らなきゃ」
少しだけ気まずい雰囲気になっていた私たちだが、律がハッと思い出したように顔を上げてそう言った。そうだ、律は店に戻らなきゃいけないんだっけ。
私たちは慌ててその場から表の道へと戻った。すぐに明るい街の光と通り行く人たちの喧騒が私たち二人を包む。

「バイト、頑張ってな」
「ん。澪も気をつけて帰れよ」
律はそう言うと私に背を向けて、素晴らしいスピードで走り去って行く。

私は人々が行きかう表通りの道端で、彼女の後ろ姿が見えなくなるまでずっと見ていた。

To be continued…

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いいなづけ -07- 大学生 秋山澪の場合【Last1】

Category : SS( いいなづけ 【Last-1】 )
「ここからは、一人で寮まで帰れるか」
淡々とした感じでそう聞いてくる律。
いつもなら「当たり前だろ、子供扱いするな」と怒る私だけど、今日ばかりはそうもいかない。
「うん、大丈夫」
「そうか。気をつけて帰れよ」
あと、後で晶に御礼言っとけよ、と言いながら律は私から離れて行こうとした。

「り、律」
「ん?」
「あ、えーと、ありがと。迎えに来てくれて…」
バイトの途中、無理して私を迎えに来てくれたことは本当に嬉しかった。
だから珍しく素直に御礼を言ったのだけど。
「別にいいよ」
なんだか律の態度が、素っ気無い。

「あの、ごめん律。やっぱ怒ってる、よな」
我ながら何ともバツ悪いのか、おずおずとそう聞いてしまった。
普段は大概私が律に怒ってゲンコツいれたりするけど、逆はあんまりない。
(でもそれは律がいたずらして、私を怒らせたりしするからだけど)
だからたまーにこんな風に私が悪いこと?をしたりして、それで律が怒ったり不機嫌になると、ちょっと私は困ってしまう。

「別に…」
「嘘だろ。お、怒ってるならそう言えば」
律のとことん素気ない感じに、私が悪いと自覚しつつもなんだか腹が立ってくる。
「本当に怒ってないしー」
「じゃあ、なんでそんな不機嫌そうなんだよ」
大体今日は私だって急なことで、正直ちょっと怖かったし…。
私はついポツリと弱音めいたことを小声で呟くと、律がすっとこちらに近づいてきた。

「…怖かったのか、澪」
「え、うん…いや、別に!」
私は最初は素直に怖かったことを認めようとしたのだけど。
「ま、まあ、これもいい経験だよね。アハハ」
何となくそう言ったら「大学生になっても、まだまだ澪しゃんはお子様ですなー」とか言われて、また律にからかわれるのではないかと思った私は大慌てで否定した。

「結構いろいろ男の子たちから良くしてもらったし」
まあ合コンも悪くない、かなー、なんて…。
私はそう話つつ、後半はどんどん声が小さくなっていく。
だって私から少し視線を外した律の目が、なんだか怒っているような、悲しそうな…。

「あ、と…律?」
やや無口になっている律の姿を見て、私はつまらない嘘、つかなきゃ良かったかなとすぐに後悔し始めた。

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いいなづけ -06- 大学生 秋山澪の場合【Last1】

Category : SS( いいなづけ 【Last-1】 )
「晶が連絡してくれたんだよ」
私が少し困惑している様子を察したのか、律はすぐにそう言った。
「晶が澪が迫られて困ってるわよ、早く迎えに来た方がいいよ…てな」
「え、え…?」
せ、迫られてるって。…そ、そうだったのかな。いや、そうかな、やっぱり…。

「それでここらへんまで来たはいいけど、店の場所が分かりにくくて」
晶に電話して場所聞きながら歩いてさ。
「店の前で待っててくれた晶をようやく見つけて入った、て訳」
「そうなんだ…」
それで晶、さっきはいなかったんだ…と今になってわかった私。
後で御礼を言っておかなきゃ。

それにしても、ついさっきまで知らない男の人からいろいろ話かけられたり、誘われたりして。
私は内心困る、というより本当はすごく怖かったから。
だから律がわざわざ迎えに来てくれて本当に嬉しかった。
「あれ、律、今日はバイトじゃあ…」
内心でそう喜んでいた私は、ふと思い出した。

今日は夜はずっと居酒屋のバイトがあるから…て律は言ってたはず。
だから律に迎えに来てもらうのは悪いと思って、晶に「律に電話したら」て言われても連絡しなかったんだけど。
「バイト仲間に無理に頼んで、ちょっと代わってもらったんだ」
「そ、そう」
少しぶっきらぼうな口調でそう言った律に、私は申し訳のない気持ちと共にちょっと怖くなる。
…もしかして、律、ちょっと怒ってる?

「結構大変だったよ、バイト抜けるの」
「ご、ごめん」
「…別にいいけどな」
わ、やっぱりちょっと怒ってるのかな。
確かに自分の「いいなずけ」が合コンに出てたなんて、あんまりいい気分じゃないよな。
でも別に私は合コンに出たくて出た訳じゃあ…。

「澪」
「え、何?」
「だから途中で抜けてきたから、私また戻らないと行けないんだよ」
「あ、ああ…」
内心で言い訳みたいなことを考えていたら、律の話を聞き逃しちゃったみたい。

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いいなづけ -05- 大学生 秋山澪の場合【Last1】

Category : SS( いいなづけ 【Last-1】 )
「あー、ちょっと待ってよ。そんな急がなくても」
「そうだよ、良かったら君もちょっと一緒に飲んでいこうよー」
私を連れてさっさと出ようとする律に、数人の男性がそう言って声を掛けて止めようとしてくる。

「ね、そうしようよ」
そう言いながら近くに居た男性が、律の腕を掴もうとしたけれど、彼女はその手をさらりとかわした。
「ごめんねー、また今度」
軽い口調でそう言うと、律は彼らに背を向け足早に歩いていった。
もちろん彼女に腕を掴まれている私も、一緒に歩いていく。
男性たちだけでなく、一緒に飲みに来ていた同じ大学の女の子たちの静止の声も聞かず、私たちはお店を出て行こうとした。

「あ、あの!」
一際大きい声がして、思わず私と律は振り返った。
振り返った先には、一人の男性が立っていた。たぶん今日の合コンのメンバーの一人。
…と思う。なんせその人とはほとんど話はしてないから自信ないけど。

「あの、これ忘れ物です」
そう言って彼が私に見せてくれたのは、私のハンカチだった。
あ、さっきテーブルに置いたままにして忘れてたみたい。
「あ、ありがとうございます」
「いえ…」
彼は私にハンカチを渡すと、すぐに私から離れて先程まで居た場所へと戻って行ってしまった。
ほとんど話してないからわからないけど、どこか他の男の子たちとは違う感じ…。

「澪」
「あ、うん」
律に促され、私はハンカチ片手に振り返ると、すぐにそのまま店を飛び出すように出て行った。

***

店の外に出てしばらくしてから、律は携帯を取り出してどこかに電話をかけ始めた。
「律?」
私が声を掛けても律は何も言わず、携帯を耳に当てたままだった。
コール音が僅かに聞こえてくる。
「…あ、私。うん、ありがと。じゃあまた寮でな」
短く話して律はすぐに携帯を切った。

「誰に電話してたんだ?」
「晶だよ」
「昌?」
さっき店の中を見渡した時にいなかった友人の名前が出て、私は少し不思議に思った。

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書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
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律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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