スポンサーサイト

Category : スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

君の側にある旋律 【24】 -あとがき-

Category : SS( 君の側にある旋律 【24】 )
ムギちゃんの好奇心は尽きることなし…と言った感じ。
それにいつも付き合うのが唯ちゃん。
昨今そんな二人に振り回されてばかりの律ちゃんです。

ちなみに律ちゃんもしっかり「写真集第二弾」を予約しました。

さて、それはともかく。
さして危険性を感じない幽霊話より、今は澪ちゃんが心配な律ちゃん。
なんか悩みがあるなら聞くのに…。
とか思っている律ちゃんは、相変わらず鈍いままです。
今度の休日、律ちゃんはうまく澪ちゃんを街へ連れ出せるでしょうか?

それでは続きはまた、第五章でー。

「君の側にある旋律 【24】 西からの転校生/第四章」を読んで頂きありがとうございました。
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

君の側にある旋律 【24】 西からの転校生/第四章 -09-

Category : SS( 君の側にある旋律 【24】 )
もし本当に寮内に居たとしたら、こんな一般の生徒たちが「見た、出た」と騒ぎになる前に、必ずその存在に気付いているはずだ。だから最初から居るはずがないとわかっていて、唯はそんな事を言っているのだ。

「やれやれ」
「何、律?」
「いや、何でもない」
和に聞かれて軽くそう返事した律は、いちご牛乳をストローで飲みながら注意深く己の「主」を見つめる。

…昨日、澪は何を言おうとしたんだろう。
幽霊騒ぎで思わず話が止まってしまったが、何となく律はその事を気にしていた。
それに最近確かに唯たちが言うように、元気がない様子だし…。
主の憂いの原因が何かわからないなど、護衛としてあるまじき事だな、と律は思う。

とにかく今度もう一度、遊びに行くのを誘ってみよう。
一度はショッピング行きたいとか言ってたしな。今度はもっとうまく誘って…。
「よし」
律は隣に聞こえないくらいの小さな声でそう言うと、飲み干したいちご牛乳のパックをギュッと手で握り潰した。

To be continued…

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

君の側にある旋律 【24】 西からの転校生/第四章 -08-

Category : SS( 君の側にある旋律 【24】 )
「見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない…」
「…落ち着け、澪」
泣きそうになりながら耳を塞ぐ澪に、少々呆れつつも宥める律。

「でも、今は結構騒ぎになってるし。見た人はどんな感じだったのかしら?」
「そうね。確か新聞部の情報では…」

- 白いふわふわした影のようなものが通り過ぎた。
- 髪の長い女性の姿がおぼろげに見えた。

「みたいな目撃情報があるらしいけど。あ、あと制服を着た女の子だったとか」
「ふーん」と和の話を聞いても、相変わらず律は興味なく答える。

「幽霊騒ぎはともかく、新聞部がまた何かいろいろ画策してるみたいなのよね」
「ま、あのスクープを取るのに命かけてる新聞部だからな。深夜にカメラを持って寮の中を取材するくらいはやってのけるね」
以前にいちごとの事で、新聞部に執拗に付けねらわれた律。
その時の経験から、新聞部のスクープにかける執念をよく知っていた。
「それを阻止する生徒会…ていう感じなのかしら」
ムギが少々苦笑しながらもそう言うと「まったくね」と和は少し面倒くさい様子で答える。

「ま、幽霊の噂なんてしばらくすれば消えるでしょうけど」
「和ちゃんは全然信じてないの」
「信じたくはないわね。私だって少しは怖いんだから」
「へ?…へえ。和も怖いんだ」
一人耳を塞いで別の世界に心飛ばしていた澪が、和の意外な言葉にこの場に戻ってきた。
「そりゃあね」
「私は見てみたいけどなー」
「うふふ。私もちょっと」
「…たくましいわね、二人共」
少しも怖がった様子を見せない唯とムギに、和は苦笑しつつそう答えた。

皆の話を聞きながら、律は少し考えていた。
幽霊だか何だか知らないが、今の処「その手」の気配はまったく感じられない。
寮の至る処に隠してある「式神」たちからも、なんの警告も発せられていない。
「鬼」でも「魔」でも、ましてや「霊体」でも。
それらが澪の住む学園寮に侵入しようものなら、律にすぐ伝わるはずだ。
そんな報告が今の処まったくないので、律としては今回の件は何かの見間違いか誰かのいたずらだろうと判断していた。

それにしても今、この場では能天気に「見てみたいなー」なんて言っている唯を見ていると、律は少々呆れてしまう。同じ「魔」や「鬼」と戦う退魔師(唯は正確には封魔師だが)の唯が、その手の気配に気付かぬはずがない。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

君の側にある旋律 【24】 西からの転校生/第四章 -07-

Category : SS( 君の側にある旋律 【24】 )
「秋山澪写真集」第二弾発行を、彼女の護衛が脱力と共に承認した次の日。

「まったく新聞部にも困ったものね…」
学園でお昼を一緒に食べていた和が、少々苦笑気味にそう呟いた。
「新聞部がどうかしたの、和ちゃん」
和のぼやきにも似たつぶやきに、唯が不思議そうに聞き返す。

「唯やムギたちは聞いてないの、幽霊騒ぎの件」
和が「幽霊」と言った瞬間に、ビクリと体を震わせる澪。
「あー、昨日なんか騒いでたっけ」
律は購買で買ってきた焼きそばパンを食べながら、昨日澪と話しているとき外が騒がしかった事を思い出す。

「あ、昨日叫んだ子は別に新聞部じゃないんだけど」
「でもその子は寮で幽霊を見たから、びっくりして叫んだわけ…よね」
「そうらしいわね」
ムギに言葉に和は一度頷くと、卵焼きを口に運ぶ。
昨日は結局一時大騒ぎになったものも、たいして大騒ぎにならず事は収拾したのだけど。
和が新聞部の友人から聞いた情報によると、二学期が始まってすぐくらいから高等部一年寮で「それ」はよく目撃されるようになったらしい。

最初は夏休みボケか、と冗談ですましていた生徒たちも、目撃談が増えるにつれやや噂は大きくなっていく。さらに昨日は夜といっても、まだそれ程遅くない時間。
大浴場から部屋に戻ろうとした同室の一年生二人が、同時に「出たー!!」と叫びながら廊下を走ってきたのでやや騒ぎになったのだ。
「その二人以外にも、目撃例があるみたいで」
他にも見たという生徒たちの証言もふまえて、スクープ狙いの新聞部はとうとう狙いを定めてきたようだ。昨日から「騒ぎを大きくしないように」との先生や生徒会の忠告も無視して、いろいろ活動を始めているらしい。

「ふーん、幽霊ねぇ」
律がさして興味もなさそうに呟く。
「昨日も思ったけど、なんだか時期ハズレよね」
「だけど本当に居るのかなぁ、幽霊さん」
「そうね、私、見てみたわー」
まったく信じていない様子の律や和とは対照的に、興味津々といった様子の唯とムギ。

「ねー、澪ちゃんはどう思う?」
「見えない聞こえない見えない聞こえない見えない聞こえない…」
一人無言を貫いていた澪に唯が何気なくそう聞いてみても、本人は只今完全に心が逃避中の様子だ。
「んなもん、なにかの見間違いだって」
楽しそうにしているムギや唯に向けて、律はバカらしいと言った雰囲気を見せながらそう言う。
「そんなのまだわかんないよー」とは唯。
「そうね、ここは戦前からある古い学園だもの。幽霊の一人や二人いても…」とムギ。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

君の側にある旋律 【24】 西からの転校生/第四章 -06-

Category : SS( 君の側にある旋律 【24】 )
さすがにあれはマズイ、ああ、マズイ。
脳裏に目が笑っていない長の顔を思い出しつつ、律は恐る恐る聞いてみる。

「ええ、大丈夫。これでも写真は厳選しているつもりよ」
いろんな意味で、とやや含みのある言葉ながらもそう答えるムギ。
「ほ、本当だろうな」
「信じて、律ちゃん。私は律ちゃんが困るような事はしないわ」
「ムギ」
友情溢れる温かい友の言葉に律は瞬間ぱぁと顔を明るくさせた、がすぐに「だから写真集の第二弾、許してくれる?」とムギがすかさず聞いてきたのでまたすぐに顔を曇らせる。

「…どうぞ、ご勝手に」
「ありがとう、律ちゃん」
嬉しそうにそう言うムギを見ながら、この天然お嬢様には到底叶わない…と改めてそう思う律だった。

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

プロフィール

書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
ようこそお越しいただきました。
こちらはけいおん二次創作SSサイトです。

ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

百合的要素を含みますので嫌いな方や都合の悪い方は見ないことをお勧めします。

当サイトはリンクフリーですのでリンクをしていただけると嬉しいです。相互リンクもよろしければ大希望です。

当サイトはまんがタイムきらら原作、アニメ「けいおん!」中心の非公式サイトです。
原作者様、出版会社様、制作会社様とは一切関係ありません。

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
最新コメント
最新トラックバック
けいおん時計
リンク
ランキング

FC2Blog Ranking

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。