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君の側にある旋律 【23】 -あとがき-

Category : SS( 君の側にある旋律 【23】 )
とりあえず三章も更新できました。順調に復帰。ウフ

なぜか微妙にすれ違う二人。
家の問題でいつもどこか不安な気持ちを持つ澪ちゃん。
主の「安全第一」が最優先になって、他の事に疎い律ちゃん。
互いに想いあってますが、どうにも噛み合いません。

特に律ちゃんは致命的に鈍いです。
律ちゃんの心の奥底にある「身分」の違いと「護衛」意識。
それがどうしても抜けないせいなのですが…。
とにかくこのシリーズの律ちゃんの鈍さは犯罪級。

互いの気持の溝が埋まる日は、いつか来るのでしょうか?
…まだ何も考えてません。テヘ

とにかくまた続きは第四章でー。

「君の側にある旋律 【23】 西からの転校生/第三章」を読んで頂きありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

君の側にある旋律 【23】 西からの転校生/第三章 -10-

Category : SS( 君の側にある旋律 【23】 )
「澪?」
「いいから。…もう、律も自分の部屋に戻りなよ」
ムギももう戻ってくると思うし、私は大丈夫だよ。
そう言って澪は頑な表情を見せる。

「なら、いいけど…」
少し驚いたような、それでいてどこか寂しそうな雰囲気を見せる律を見て、さっきとはまた別の痛みが澪の胸を襲う。
「じゃ、そろそろ私は部屋に戻るよ」
「うん…」
どこか気まずい雰囲気が漂う中、律は部屋を出ようとしてふと足を止めた。

「あー、今度の休みはまた考えといてよ」
「…」
「さっきも言ったけど、たまにはパァーと遊んで気分転換した方が、絶対いい歌詞がまたすぐに浮かぶって」
「…うん」

じゃあ、また明日な。

律は最後は陽気に笑ってそう言うと、澪の部屋を後にした。
部屋に一人になると、澪は急にひどい寂しさに捉われたような気がした。

「ムギ、どこ行ったのかな…」
そう呟きながらも、何となく彼女がどこに居るのかはわかっていた。たぶん律と唯の部屋だ。
先程律に「大丈夫」と言った手前、すぐにムギに連絡して戻ってきて欲しいと言うのはなんとも気まずい。

「はぁ…」
澪は大きな溜め息を一つ吐くと、心に残った僅かな恐怖心を取り除こうとTVをつけると、いつもより少し音量を高くした。そしてムギが早く戻ってくることを願いながら、澪はさして興味もないニュースを漠然と眺めていた。

To be continued…

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君の側にある旋律 【23】 西からの転校生/第三章 -09-

Category : SS( 君の側にある旋律 【23】 )
「…おい、澪」
「だ、だ、だって今、ゆ、ゆう」
「誰かがふざけて言ってるだけだって。なんだよ、今頃。夏はもう終わったよ」
律がそう言っても、澪は離れそうにもない。
「毎年この手の怪談騒ぎがあるけど、どれも嘘くさいだろー」
少し震える澪の背中を優しく触れながら、律は「大丈夫、大丈夫」と言って澪をなだめた。

「そ、そうだよね。はは、まったく悪ふざけはやめて欲しいなぁ」
律になだめられて少し安心したのか、澪は引きつった笑いを浮かべながらもそう言った。
まだ怖さは多少あるのだろうけど、なんとか落ち着いたようだ。
「相変わらずの怖がりだな、澪は」
「う、うるさい」
「はは、まあまあ」
少し拗ねたようにそっぽを向く澪に、律は笑ってまたなだめようとする間にも、まだ部屋の外からは複数の声が聞こえて少し騒がしかった。

「幽霊なんて、何かの間違いだろうけど…」
でも何かあったのかな?と澪は部屋を出てみようかと、今だしがみつく幼馴染の腕を放そうとした時、律の手が彼女の左腕を掴んだ。
「出る必要ないよ、どうせ単なるお祭り騒ぎの一つなんだから」
「…そうかな」
「そうだよ。おやー、澪さん。やっぱりまだ怖いのかな」
少しからかった言い方をする律に、澪はまたすぐにムッとした表情を見せる。

「ま、まだ怖いなら、今日はこのりっちゃん様が、澪と一緒に寝てあげようかー?」
「…え?」
からかわれて少し腹立だしい気分だった澪は、律のその言葉に少しドキッと胸を高鳴らせる。
「そ、そんなの…」
「へへへ。たまにはいいじゃん。ムギに代わってもらってさ」
ヘラヘラと笑う中にも、どことなく自分の身を案じる様子が目の前の幼馴染から澪は感じられた。律はいつだってそうだった。なんだかんだいって、いつも自分が本当に不安な時や悲しい時は、さりげなく側に入てくれる。

「な、そうしよ」
「…」
いつもの澪なら表面的には「ま、律がそうしたいならしょうがないな」なんて素直じゃない言い方をしながらも、彼女の提案を受け入れるのだけれど。
「…いい」
「え?」
「別にいいよ。もう怖くないし」
なぜだかわからないけれど、今日はどうにも素直になれない気分だった。

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君の側にある旋律 【23】 西からの転校生/第三章 -08-

Category : SS( 君の側にある旋律 【23】 )
「…なあ、澪。何か嫌なこととかさ、悩み事があるなら言えよ」
そんな澪の態度を見て、律はふーと小さな溜め息を一つ吐いた後そう言ってきた。

「え?」
「いや、なんかちょっと今も変な感じだし。ムギも最近澪が元気ないって…」
「…」
「なんかあるなら、このりっちゃん様に言ってごらんなされ」
「律、に…?」
「そう!」
なんでも相談に乗りますぞ!と口調はいつものおちゃらけた様子だったが、目は真剣に澪を見つめていた。

「ま、とはいっても私が出来る範囲で頑張りますが。あ、お金の件とかだったらムギに言って貰った方が…」
しかしその真剣さも一分と持たず、エヘヘと笑ってそんな事を言ってくる。
そんな律の態度に、澪はほんの少しおかしい気持になった。でも…。
「ささ、どーんと言っちゃって」
どこまでもおちゃらけた様子を崩さぬいつもの律に、澪はふと力が抜ける気がする。

…それでも何となく今から聞く事には、自分自身ひどい抵抗がある。
あるけれども、澪は何となく聞いてみたい気がした。前からずっと思っていたこと。
「…律」
「ん、なになに?」
「律は…」
「うん」
どんな話でも大丈夫、聞く気満々と言った様子を見せる律。
そんな自分の幼馴染に澪はとうとう意を決す。
「律は私の…」

出たー!!幽霊、出たー!!

さあ、今こそ!…と言わんばかりに開いた時。
部屋の外から大きな声が聞こえてきて、彼女の声を掻き消してしまった。

「は?」
突然の事に一瞬固まってしまった澪とは対照的に、律はやや虚をつかれたような声を出すと、おもむろにドアの方を見つめた。先程の悲鳴を他の部屋に居る住人たちも聞いたのだろう、部屋の外が妙に騒がしくなってきた。

「幽霊?はは、ちょい時期ハズレだよな」と和と同じような感想を言う律。
「り、り、りつー」
誰かがふざけているのだろうと少々苦笑している律とは違い、澪は不安そうに彼女の袖にしがみついた。

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君の側にある旋律 【23】 西からの転校生/第三章 -07-

Category : SS( 君の側にある旋律 【23】 )
「…行かない」
「へ?」
「私、行かない」
「え、え!?」
急に行かないと言い出した澪に、律は少々焦り始めた。

「な、なんだよ、澪。あ、やっぱいくらクラスメイトといえども、まだ慣れてない相手とはちょっとしんどいか?」
なら唯には私からちゃんと言っておくし、心配しなくてもいいよ。
澪はまだそれほど仲良くもなっていない相手と遊びに行くには、気がひけるのだろう。
そう思った律は、慌ててそう言ってみる。

「唯やムギと四人なら別に澪も…」
「私は行かない」
「お、おい」
「…律のバカ、勝手にどこにでも遊びにいけばいいだろ」
「え?おい、なんだよ、澪」
どうしたんだよ、と律が聞いても澪は黙ってしまい何も言わない。
すぐ目の前で律がなにやら焦ったようにいろいろ話をしてきても、澪の心の中はいろんな思いが渦巻いて、耳には何も入らない。

遊びに行こうと律に誘われて、さっきまでの苛々した気分が一気に飛んでいったと思ったら。
それは二人だけでなく、唯たち皆と言う意味だと知って澪の上昇したばかりの気分は、あっさりと下がってしまった。
別にもちろん澪は、唯やムギと遊びに行くのが嫌なわけではない。
ただ即座に「律と二人だけで」と思い込んだ自分に何となく落ち込んだ。

さらにそれだけでなく律の口から立花姫子の名前が出たのも、澪の気分を暗くさせた。
もちろんそれは律が誘おうとしている訳でなく、唯がそう言うだろうからとあえて言っているのだとわかっていても。ただ先程律が「姫子…いや立花さん」とわざわざ名前で呼んだのを言い直したのも、澪の気分になんだか小さな棘をさしていた。

律は昔から誰とでも仲良くなれる気さくな性格だという事は、澪はもちろん知っている。
だから転校してきたばかりの彼女を、名前で呼ぶくらい仲良くなっていても不思議はない…のだけれど。
わざわざそれを隠そうと、呼び方を変えた律の態度に澪は不信感が拭えないのだ。
どんな不信感?と聞かれても、澪としても答えられないのだが。

「おい、澪。なんとか言えよ」
律の懇願するような言い方を聞いて、澪はハッと顔を上げた。
自分の思考にはまって、しばらく周りの事を忘れていた。
「あ、ごめん…」
さすがに自分の今取っている行動が、かなり子供っぽいことだと自覚した澪は、素直に一度目の前の心配そうな表情を浮かべる幼馴染に謝った。

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書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
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ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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