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君の側にある旋律 【22】 -あとがき-

Category : SS( 君の側にある旋律 【22】 )
ふう、何とか二章も更新できた。ウレシイ

同じ秋山家の眷族でもある姫ちゃん。
そんな彼女が急に学園に来た理由を知った律ちゃん。
今の所は「好きにしろ」とばかりにマイペースを貫いてます。
律ちゃん自身は、姫ちゃんとも普通に接しているつもりです。

しかし唯ちゃんやムギちゃんには、そうは見えてないようで。
二人がそうなら、もちろん澪ちゃんだってそう見えない訳で…。
とりあえず唯ちゃん達に言われて、主のご機嫌伺いに向う護衛さんでした。

ではまた続きは第三章でー。

「君の側にある旋律 【22】 西からの転校生/第二章」を読んで頂きありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

君の側にある旋律 【22】 西からの転校生/第二章 -10-

Category : SS( 君の側にある旋律 【22】 )
「…まあ、もちろん話を聞くくらいなら」
「お願いね、律ちゃん」
律がためらう間も与えず、「じゃあ、さっそく」とばかりに澪が居る部屋へ行くように促すムギ。

「え、今?…いや、今は澪は歌詞作りに没頭してるんだろう?」
「そうだけど。さっきからずっとそうだし、休憩も必要だわ」
このお菓子持っていってあげて、ね、律ちゃん。
ムギはそう言って強引に余ったお菓子を律に手渡した。

「いってらっしゃーい、りっちゃん」
ムギの後押しをするように、お気楽な口調でそう言うと唯は手を振った。
「むむ」
ムギの強引さや、唯の気楽な様子にやや律は納得できないながらも。
「…わかったよ」
律はそう言うとやや重い腰を上げて、二人の楽しそうな視線を背中に感じながら部屋を出た。

「やれやれ」
何となく、唯とムギの二人のいいように動かされているような気がするな…。
そう思い、多少微妙な気持になりながらも。

結局律は己の唯一の「主」が居る、「643」号室へと向うのだった。

To be continued…

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君の側にある旋律 【22】 西からの転校生/第二章 -09-

Category : SS( 君の側にある旋律 【22】 )
「お邪魔します」
そう言って入ってきたのはムギで、手には小さな袋を持っていた。
いつもようにお菓子のお裾分けに持ってきてくれたのだろう。
「あ、お菓子だー」
「いつも悪いな、ムギ」
「いいえ、もらい物だから気にしないで」
ニコニコと笑顔を浮かべながら、ムギは軽く手を振る。

「澪ちゃんは?」
唯はムギからお菓子を受け取りながら、彼女のルームメイトはどうしているのかと尋ねた。
「澪ちゃん、今は歌詞作りに没頭してるの」
だから邪魔しないようにと思って、部屋を出てきたわ。
律からお茶が入った湯のみを受け取りながら、ムギは答えた。
そのまま三人でテーブルを囲んで座りなおすとしばらく雑談していたが、唯がムギが来る前に話をしていた内容を思い出し話してみる。
もちろんムギには、姫子が学園に来た本来の目的は隠して。

「くす。確かに律ちゃんは鈍いけど」
唯の話を聞くと、ムギは少し笑って同意した。
「え?おいおい、ムギまで…」
「そうだよー。そもそも始業式の日にさ、りっちゃん姫ちゃんの手を握っていきなり学園の案内するって言って出ていったじゃない」
「ああ…」
「私の愛しい護衛さんが、いきなり美人な転校生にご執心な様子だとしたら、それはすごく気になるわよね」
しみじみとした口調でそう言ったのは唯ではなくムギだ。

「な、なんだよ、その愛しい護衛さんって…。み、澪がそんな風に思ってるわけないだろ」
ムギの言葉にやや照れながらもそう言い返す律。
「でもここ最近澪ちゃんのご機嫌はあんまりよろしくないというか、ちょっと元気ないみたいだし…」
「え、そう、かな?」
「うん、うん、そうだよ」
力強く頷きながら、ムギに同意する唯。

「例え一応でも、りっちゃんは澪ちゃんを見守る護衛さんでしょー」
唯は「一応」の部分を強調した。始業式に律が言った言葉を少々皮肉っているようだ。
「そこらへんの澪ちゃんの様子は、誰よりもいち早く気付いてあげなくちゃー」
ムギが持ってきたお菓子を食べながら、なぜか少し得意げな顔をしながら言う唯。

「なんで唯にそんな事言われなくちゃ…」
「まあまあ、律ちゃん。でも原因は何かわからないにしても、本当に澪ちゃんちょっと元気がない様子だから、律ちゃんから話を聞いてあげて欲しいの」
やや不機嫌な様子を見せる律をなだめながら、ムギはそうお願いしてきた。

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君の側にある旋律 【22】 西からの転校生/第二章 -08-

Category : SS( 君の側にある旋律 【22】 )
「だよねー。でも律ちゃんは姫ちゃんとよく話しているからさ」
裏の事情を知らない澪ちゃんとしては、ちょっと心配してるんじゃないかなぁー。
そう言った唯の表情には、ちょっぴりにやけた笑顔を浮かんでいる。

「は?心配?」
澪がなんの心配をするというんだ?
唯の言葉に律の頭の中は「?」マークが浮かんだ。
そもそも姫子とよく話をしていると言われても、律自身にはそんな自覚はなかった。
普通に日常何気なくクラスメイトとして話すこともあるが、それ程律から彼女に声を掛けた覚えはない。

「どっちかと言うと、私より姫子の方が話しかけてくるんだけどな」
姫子は変な処で律儀な一面があって、大叔父に報告書を時折送っているようだがその内容を律に教えてくるのだ。こんな風に書いているけど、間違いないわよねとか言って。
内容は律の学園での行動が淡々と記載されているだけの、律自身からすれば何ともつまらない報告書。
ただ姫子の報告書は本人が屋上で宣言したとおり、嘘はまったくなかった。

「こんなの送って、何か意味あんのか?」
「それは私ではなくて、大叔父様に言うべきね、律」
報告書の内容と同様に、淡々とした口調で話す姫子は、何とも面倒くさそうなオーラが体中から噴出している。彼女がこの仕事を嫌々やっているのがよくわかる。
律はそんな姫子の様子を見ていると、自分を監視している相手だと言う事をつい忘れて、何となく同情的な気分になってしまう。

「あー、まあ、ご苦労様」
「どうも」
素っ気無くそう言うと、姫子はさっさと律の側から離れていく。
そんな会話なら何回かした事はあるけれど。
「しかし姫子もわざわざ私に確認せずに、報告書なんてさっさと送ればいいのにな」
「姫ちゃんは優しいからねー」
「優しいからとか、そういう問題なのかな…」
そうではあるまいと律は思いつつも、口に出しては何も言わなかった。

「とにかく会話なんてその程度だし。なんでそれで澪が心配するんだ?」
「えー、わかんないの、りっちゃん」
りっちゃんは本当に、変な処ですごく鈍いんだからーと唯が呆れたような口調でそう言った。
「鈍い?」
律がそう問い返したと同時に、部屋のドアをノックする音が聞こえた。
「開いてまーす」
唯が能天気に返答する。

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君の側にある旋律 【22】 西からの転校生/第二章 -07-

Category : SS( 君の側にある旋律 【22】 )
律が姫子と話をしてから一週間程たった。

彼女がこの学校に来た本来の目的を知った律だったが、だからといって普段の行動をそれ程改めた様子はない。相変わらず朝は寝坊して澪やムギに起こしてもらっていたし、授業中も居眠りをしてよく叱られたり。授業が終われば皆で部室へ行って、練習もせずにまったりお茶を飲む…といったいつも通りの日々。

「ねえ、律ちゃん、大丈夫なの?」
「は、いきなりなんだよ、唯」
寮の部屋で夕食後、お茶を入れようと立ち上がった唯が、隣でTVを見ている律にそう聞いてきた。
「だから、姫ちゃんのこと」
「あー、それね。まあ、それは大丈夫…てか、唯は姫子を姫ちゃんて呼んでるのか」
「うん、私と姫ちゃんは仲良しさんなんだよー」
たまたま席が隣同士になった唯と姫子は、最近随分仲がよくなったようだった。

「なるほど、それは良かった、いや、本当になー」
…だから私の情報は姫子に筒抜けなんだな。
と、少々内心では苦々しい気持ちになりながらも、唯に笑ってそう言う律だった。
唯にはすでに、姫子が自分と同じ秋山の眷族の一人である事を教えている。
姫子という本家からの監視の目があるというのに、いままでと何一つ変わる様子のない律の態度に、唯の方が少々気になってきたようだ。

「いくら姫子に監視されているからって、今更急にいい子ちゃんぶってもしょうがないし」
急に私が品行方正で真面目な、それこそ和みたいな優等生になったら澪は喜ぶどころか、悪い病気にでもかかったんじゃないかと心配するんじゃないだろうか?
律は内心そんな風にも思ったりしていた。

「ふーん。律ちゃんがそう言うなら大丈夫かな」
「…とは言っても、なんでもかんでも姫子に話すのは多少自重して欲しいな、唯さん」
「そんなに律ちゃんの話ばっかりはしてないよー」
唯は笑ってそう否定してが、律は内心ではどうだかと疑っていた。
姫子に問われれば、素直に一から十まで答えてそうな唯だ。

「それより、律ちゃん」
「んー」
「姫ちゃんの事、澪ちゃんには話してないんだよね」
「え?まあ、そりゃあ」
律は澪に、姫子が自分と同じ秋山の眷族であることは話していない。
それはある意味当然だった。

「魔」や「鬼」の存在などまったく知らない澪は、律の護衛役など名ばかりだと思っている。
まさか自分が実際にそれら「闇」の存在に、日々狙われていていることなど知る由もない彼女は、姫子が律の代わりの護衛役候補として来たなど、思いもしないだろう。

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書き人知らず知らず

Author:書き人知らず知らず
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律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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