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ロシアンチョコレート【後編】 -あとがき-

Category : SS( ロシアンチョコレート 【後編】 )
バレンタインSS、後編でした。
このお話は時期で言うと、本編「いいなづけ【09】」の少し前くらいですかね。

少々恥ずかしい思いもする羽目になった律ちゃんですが。
運命は何とか律ちゃんを良い方向へ導きましたー。
まあ、二人は毎年こうやってイチャイチャしている訳です。

この頃はまだ唯ちゃんと梓ちゃんは微妙な感じ。
和ちゃんに至っては、憂ちゃんの気持ち等一切気付いていません。
でも自分の事には鈍いのに、他人には鋭い律ちゃんはいろいろピピときたりして。

それはともかく現在一日遅れで受け取ったチョコと。
チョコ以外にも意味深な手紙や、カードに頭を悩ます律ちゃん。
澪ちゃんにばれないようにするにはどうすれば…と只今考え中。
ちなみに澪ちゃんのメッセージカードの内容は「ホワイトデーは三倍返し!」でした。

ホワイトデーのお話も書けたらいいんですけど…。
今はまだ何にも考えてません。テヘペロ

「ロシアンチョコレート【後編】」を読んで頂きありがとうございました。
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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

ロシアンチョコレート【後編】 -11-

Category : SS( ロシアンチョコレート 【後編】 )
「何か言った、りっちゃん?」
「別に」
私は内心の思いは少しも表情には出さず、素っ気無くそう答えた。
「変なりっちゃん」
そう言った唯は、またいつものふにゃりとした笑顔を浮かべていた。

和が出て行った後、ムギが登校してきていつも通り私たちは朝の挨拶を交わした。
しばらくして予鈴が鳴り、私は自分の席に座る。担任の話をぼんやりと聞きながら、私は机の下に置いてあるチョコが入った袋を見て、少々気が重くなっていた。

今日、これをどうやって澪に気付かれず家まで持って帰ろうか。
今日は部活に出ずに、用事があるって言ってさっさと先に帰っちゃおうか。

うーん、どうしよう。
一日遅れで私の手へと戻ってきたチョコを見ながら、私はこれからの事をあれこれと悩み始めていた。それと同時に、内心ではまた製菓会社にぶちぶちと文句をつける。
まったくもう、こんなに大変な思いをする「バレンタイン」なんて、日勝手に作ってくれてさ。
本当に、もう、もう、バレンタインデーなんて、大っ嫌いだ!


…まあ、嘘だけどね。


end

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

ロシアンチョコレート【後編】 -10-

Category : SS( ロシアンチョコレート 【後編】 )
「何言ってるの、りっちゃん。あずにゃんからだよ」
「え?」
唯の返答を聞いて、思わず疑問の声を上げてしまう私。
「あずにゃん、私たち全員にそれぞれチョコを作ってくれてたんだよ」
あれ?私、言ってなかったっけ、りっちゃん。
唯はそう言うとエヘ、と誤魔化すように笑った。

「あー、それは聞いてないなー、唯さんや」
まったく。そんな大事な事、忘れないで欲しいんですけどー。
唯にそう文句を言いながら、私は内心では別の事を考えていた。
私はずっと梓は唯に、私たちとは別の何か特別なチョコをあげたんだと思ってた。
唯もあんなに焦った様子だったから、てっきりそうかと。

「私、あずにゃんから皆の分のチョコ、預かってたんだよね」
すでにムギや澪に先に渡していた唯は、最後に部室で私にチョコを渡そうと思っていた処だったそうだ。
「でも、なんで唯が梓のチョコを…」
「あずにゃんが先輩たちに渡すの、ちょっと照れくさいていうから。私が渡しといてあげるって強引に奪っちゃったんだー」
そう言っててへへ、と笑う唯。
「そうか。…それならとにかく早く食べて、梓に御礼を言わないとな」
イマイチ釈然としないものの、私はそう言って唯から手渡された梓のチョコを紙袋に入れた。

…にしても、唯の奴。
あんなに焦った様子見せるから、てっきり私は梓から何か特別なチョコでも貰っていて、それがどれだかわからなくなって困っているかと思ってたのに。
梓も、なんか唯に意味深な感じで言ってたような気がするし。
なーんかもやもやするなあ。

「なあ、唯。お前と梓ってどういう関係なの?」
「へ?どういう意味、りっちゃん?」
「いや、だからつまり、その、…ま、まあいいんだけどさ」
なんだかわからない二人。でも今はそれを聞かなくてもいいか。

そういえば和と憂ちゃんも。なんだか妙に落ち着かないというか、不思議な感じだ。
私はそう思いながら何となく和の方を見たけれど、もちろん和はいつも通り。
「じゃあ、私は教室に戻るわね」
私と唯の話を黙って聞いていた和は、そろそろHRが始まる時間も近づいたのでそう言って教室を出て行った。

「…ま、いいか」
教室を出て行く和の後ろ姿を見ながら、私は何となくそう呟いた。
最近のバレンタインは本命以外にも、義理やら友チョコが盛んだけど。
やっぱり恋愛関係が華やかになる日だよねー、2/14って日はさ。

テーマ : 二次創作:小説
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ロシアンチョコレート【後編】 -09-

Category : SS( ロシアンチョコレート 【後編】 )
「ああ、唯もありがと、助かったよ。…てゆうか、唯。唯はわかったのか?」
私の場合は、奇跡的にも澪のチョコを見つけ出せたとはいえ、唯は梓から貰ったチョコを見つけることができたのだろうか。

「え、何が?」
「何がって。チョコだよ、チョコ。梓のチョコはどれだかわかったのか?」
そうは聞きながらも、私は唯が梓のチョコを発見出来たとは思っていなかった。
なんせあれだけの量だ。中にカードでも入っていたらともかく…。

しかし私の想像とは裏腹に、唯は「あー」と思い出したかのように声を上げると、両手を叩いて一つポンと音を立てた。
「うん、わかったよ」
「え、そ、そうなのか」
それは本当に良かったけど。一体どうやって…。
「憂が教えてくれたんだー」
「へ?憂ちゃん?」
唯の話を聞いて、私はふと昨日の梓が言っていたことを思いだした。
そうだ、確か梓は憂ちゃんにチョコ作りを教えてもらったって…。

「憂があずにゃんのチョコの包装紙の柄を、ちゃんと覚えておいてくれたんだー」
チョコそのものは見れば、憂にはすぐにわかるしねー。
そう言った唯の表情は、どこか誇らしげだった。
「そうか、それは良かったな」
昨日ちょっとばかり心配になっていた私は、無事に唯が梓のチョコを見つけることが出来てほっとしていた。

「和ちゃんも憂に教えてもらったしね」
「和?和が憂ちゃんに何を?」
「実はあの時和ちゃんも、憂からもらったチョコがどれだかわからなくなって、ちょっと困ってたんだって」
「へー、そうなんだ」
まあ和は素直に憂ちゃんに事情を話して、チョコがどれだったか教えてもらったそうだが。

「憂のお陰で、あずにゃんのチョコは充分堪能出来たよー」
そいであずにゃんに夜、電話したんだー。美味しかったよーて。
「あずにゃん、すっごく喜んでくれてたよ」
「そっか」
「うん、あ、あとこれがりっちゃんの分ね」
そう言って昨日イベントの主役である、チョコの箱を私に手渡す唯。

「へ?何、これ?」
「チョコ」
「いや、それはわかるけど。誰から?」
私はそう言って、唯から一日遅れで貰ったチョコをしげしげと眺めた。

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ロシアンチョコレート【後編】 -08-

Category : SS( ロシアンチョコレート 【後編】 )
次の日。
教室に入ると、そこには唯と和の姿があった。
「おはよ、りっちゃん!」
「おはよう、律」
「おはー。てか和、どうしたんだ?」
和は澪と同じ一組だ。なのになぜ今、私や唯のクラスの二組に居るのだろう。

「貴女に用事が会ってきたのよ」
「え、あたしに?」
「そう。はい、これ」
和は一度顔を頷かせると、小さな紙袋を私に渡した。
「何、これ?…あれ、もしかしてチョコ?」
「そう」
それは昨日唯や和と一緒になって、誰が誰のやらわからなくなったチョコの一部だった。

「今渡した分は全部律のだってわかったから。とりあえず返しておくわ」
「え?なんでわかったんだ」
「中に手紙やら、メッセージが入ってあるチョコが結構あったのよ」
昨日和と唯が一足先に帰った後。
二人は唯の家で、一つ一つチョコの中身を確認したのだそうだ。
外からはわからないが、包装紙を開いてみると中にチョコ以外の物が入っているものが幾つかあった。

「名前が書いてあったものは、なんとか判別したんで持ってきたって訳」
「なるほど…」
和から理由を聞いて納得した私は、手渡された袋の中を軽く見てみた。
うーん、その数五、六個といった感じか。
「サンキュ。わざわざ持ってきてくれて」
私は気軽に和にそう御礼を言う。

「別にいいわよ。ただ澪にそれを見られたらマズイでしょ、律としては」
だから今朝は自分の教室に行く前に、ここで貴女が来るのを待ってたのよ。
そう言って和は昨日と同様に、やれやれと言った顔をしながら一つ息を吐いた。
「う…。重ね重ね、ありがとうございます」
私は和に向かって深々と頭を下げた。
確かに一日過ぎたとはいえ、こんなチョコだけでなく手紙やらカードの類を澪にみられたら、またなんともややこしくなるばかりだ。

「まあ、少しでも自分のがどれかわかって良かったね、りっちゃん」
唯がいつものふわふわとした笑顔を浮かべていた。

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書き人知らず知らず

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ジャンルは『けいおん!』律澪
律澪はジャスティス。
いい言葉ですね。

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